大河ドラマ「光君へ」を妻と視聴。

いよいよ、藤原道綱君と道綱母の登場である。
あの「蜻蛉日記」の作者にして、ボンクラ息子の名を1000年の後にまで残すことになったあの道綱母である。

さて、日本文学専攻出身ではあるが、変体仮名や「きひみけへめこそとのもよろ」と言った上代特殊仮名遣いばかり勉強してきた筆者には、源氏物語は不得意。

妻の指南の元、見ている。

ところで、藤原道長役の江本祐。
何だか最近、美男子枠に入ってきた。
10年以上前の「ゲゲゲの女房」の頃には、窪田正孝(池上遼一役)、斎藤工(つげ義春役)、向井理(水木しげる役)と言った美男ばかりの中で、一人、アシスタント・スガちゃんというお笑い枠で登場していた彼である。

10年かけてでもお笑い枠から美男子枠に移動するとは、過去にそんな事例はあるだろうか。
ましてや藤原道長役で節分会に成田山新勝寺で豆まきをやるなんて、これは大出世である。

おとッつぁんである柄本明は、きっと奥さんの角替和枝の位牌の前で、珈琲を供えて報告しているはずである。
世の中、何が起こるのか分からないのである。