神戸電鉄有馬口駅の歴史 | 復活 裏六甲の謎のオサーン 教祖(@兵庫県産)でっす!

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まいど

教祖でっすニコニコ

 

はい。

5月も下旬っちゅうのに

夜肌寒い裏六甲です。

北海道の白滝では、雪が降ったとか。

 

そんなわけで、

裏六甲の大動脈、神戸電鉄の駅シリーズ。

今回は有馬口駅を取り上げます。

 

 

(昭和中期からありそうな駅舎)

(3度の脱線事故で配線も変わった)

(有馬口ー有馬温泉は日中ピストン輸送)
 
有馬口駅は「唐櫃」の駅名で昭和3年に開業しました。
今の唐櫃台駅とは別物で、隣の駅です。
昭和29年に現在の有馬口駅になりました。
 
昭和41年に複線化されるまでは、ここで交換するダイヤが組まれており、次の交換駅は大池駅、岡場駅まで無く、運転間隔も制約が大きかったと思われます。
 
現在は写真の様に2面4線となっております。
ここでは2006年と2013年に計3回の脱線事故が起きており、原因が旧型のポイントということで配線を変更しています。
1番線に入った電車は三田方面、2番線に入った電車は有馬温泉方面にしか行けません。
3番線も三田方面から、4番線も有馬温泉方面からしか入線できなくなっています。
 
昔は3、4番線の有馬方に渡り線があったり、1〜3番線は双方に入線、出発が可能でした。
 
近年、インバウンド需要の高まりで有馬温泉へ行かれる方が増えていますが、日中はほぼこの駅で乗り換えしないといけませんので、少々面倒臭いですな。
特に新開地、谷上から来た場合、有馬方の構内踏切を渡って4番線の電車に乗り換える必要があります。外人さん戸惑わないんでしょうか?
 

(昔、酒を調達したお店 やって無さそう)

(有野川。武庫川に注ぐ川 絶景)

(山脇延吉氏は神鉄初代社長で県議会議長)
 
有馬口駅付近には目立った住宅も無く、乗降者数は1日700人程度とのこと。
駅前にある商店は閉店してるっぽいです。
 
有野川の流域に位置するせいかご覧の通り意外と風光明媚w
川沿いにあったパチンコ屋とガソスタがなくなってローソンになってます。
商売は厳しいんでしょうね~
 
有馬街道脇には水難碑と書かれた大きな石碑があり、山脇延吉氏の名前が刻まれています。
 
山脇延吉氏は神戸電鉄の初代社長。
鉄軌道事業で裏六甲の生活向上に尽力した功労者です✨
県議会議長や畜連、購買連(JA全農の祖先)なども手掛けました。
 
そんな住宅地の狭間にある有馬口駅。
有馬温泉への乗り換え駅としての機能が強いですが、有野町唐櫃の昔ながらの風景を残す地域でもあり、撮影とかでぶらっと訪れるのも良いかもしれません。