神戸電鉄粟生線 法面崩壊事故 | 復活 裏六甲の謎のオサーン 教祖(@兵庫県産)でっす!

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さて、

12日午前11時40分頃、兵庫県小野市の神戸電鉄粟生線葉多駅〜粟生駅間の加古川橋梁西側の盛土区間で崩壊事故があり、作業をされていた方が亡くなられるっちゅう痛ましい事故が発生。

 

まずは亡くなられた作業中の従業員の方には謹んでお悔やみ申し上げます。

 

神戸電鉄粟生線は近年、利用者減少に伴い昼間この区間では1時間1本の運行になってました。

概ね毎時10分頃に新開地行、59分頃に粟生行が現場を通過します。

 

恐ろしいことに、1時間に2本あった頃は、事故の発生時刻11時40分頃に新開地行が通過するっちゅう恐ろしいダイヤで運行されていたんです。

 

(MBSNEWSさんから拝借)
 
新開地行は画像奥に向かって50‰をノッチ(アクセル)を入れながら登坂走行する部分で、急カーブの直後なので急停止が難しく、現場のすぐ先が加古川橋梁ですので、最悪脱線、川へ転落という1982年暮れの二郎事故状態になるところでした。
 
ちょうど崩落時刻に通過する列車が数年前にちょうど削減されたのが不幸中の幸いといったところです。
 
また、朝夕はこの現場は1時間3往復程度運行されているので、この時間帯に崩壊し、現場に電車来てたら大惨事ですショボーン
 
さて、神戸電鉄では多くの区間でこのような状況の区間を抱えており、神戸中心部から粟生線木津のあたりまで、有馬線は大池駅辺りまでは崖っぷちを多く通過します。
 
これまでも阪神・淡路大震災、台風による水害などで度々路盤が崩れていて、そのたびに法面強化や防災工事に追われています。
 
今回の粟生線末端部は1952年に開通以後ずっとローカル輸送といった感じの区間で近年では設備の老朽化も進んでいました。
 
今後現場検証で原因は明らかになると思いますが、そもそもこの工事も損傷箇所の修復が目的やったとの情報もあります。
 
私も有馬線のひと区間とはいえ神鉄利用者なので、老朽化設備は躊躇なく、値上げしてでも安全確保を切に願っております。また最近特に地方では人手不足が遠因の事故も各地で起きているような気がします。
 
鉄道はメンテナンスに非常に手間がかかるインフラです。公的支援を含め、国全体の課題として取り組んでいただきたいものです。