津久井湖と相模湖のバス、25年前と比べて、生息数が変わってきたと感じます。

 

津久井湖と相模湖、バス釣りで35年以上通っています。

最近のバス生息数は、津久井湖が増えて、相模湖が減っているようです。

 

津久井湖は、20~30年ほど前、あまりにも釣れない湖で有名でした。

バスブーム前の90年代は、土日でも空いていました。

アベレージサイズの25㎝くらいが多く、それ以外のサイズが少なかったです。

ほとんどの人が、釣れても子バス1~2本だけでした。

バスブームの時は、たくさん人が来ましたが、それでもあまり釣れていませんでした。

津久井湖オープンでも、誰も釣れない事が続いて、無意味な大会になってました。。。

 

ここ10年間の津久井湖の水位は、季節によって変動しますが、昔より安定しています。

夏季水位の6月~9月は、満水‐5mで運用するため、夏季と冬季の切り替え時期、約2週間で5m変動します。

また、水力発電が行われる時期は、1日30㎝ほど変動することがあり、夜中に下がり、日中に上がります。

雨が少なく渇水で下がる年もありますが、急激な変動は少なくなりました。

昔は、短時間での水位変動が大きかったです。

スポーニングの時期、急激な水位低下でベッドが干上がってしまうと言われていました。

 

そんな津久井湖、今はとてもよく釣れます。

見えバスも多く、子バスのスクール、フライの大群もたくさん見かけます。

アベレージは30㎝前後とサイズアップしてますし、45upや50upも増えたと感じます。

10年前から子バスが増えてると言われてましたが、順調に育ったようです。

釣りビジョンやYouTubeで紹介される事も増え、連日多くのアングラーが来ています。

人が増えても釣れてるんです。

昔よりスレてると思いますが、それでもたくさん釣れます。

ボート屋さんの釣果情報でも、とても好調のようです。

 

津久井湖が釣れるようになった大きな要因は、ワカサギの放流だと思います。

沼本ボートさんが、採卵して孵化させてから、稚魚放流してます。

そのため、魚探に大きな群れが映るようになり、ワカサギ釣りの人がたくさん来るようになりました。

また、水力発電の運用方法が、変わったのかもしれません。

水位の急激な増減がなくなり、かなり安定したと感じています。

沼本ワンド周辺は、昔と比べてすごく浅くなり、泥も増えましたが、干上がったベッドを見る事はありません。

 

一方、最近の相模湖、本湖エリアはイマイチです。

津久井湖と比べて、バイトが少ないと感じます。

定番スポットでも、見えバスが少なく、ギルだけなんて事も多いです。

バスの生息数が、減っているように感じるんです。

バスブームの時、ボート屋のボートがなくなるくらい人が来てましたが、たくさん釣れてました。

以前からワカサギは多かったし、津久井湖より水位変動が少なく安定しています。

ホントにバスが減ったのか、何か要因があるのか調べようもありませんが、25年前と比べて、どうも反応が悪いです。

 

相模湖の生息数とは関係ありませんが・・・

ワカサギ用ボートが、通年で湖岸の広範囲に係留されていて、とても釣りにくいです。

また、半分沈没したような廃船が多くのエリアに放置されていて、景観が悪いです。

そんな所は、水中に古いロープが張ったままになっていて、根掛かり頻発です。

津久井湖では、今も昔も、こんなことありません。

 

最近は、津久井湖へ行く機会が増えています。

エンジン禁止で静かですし、釣りやすく、そしてたくさん釣れる!

今後しばらく、バス釣りの環境は、津久井湖の好調が続くように思います。

 

この写真は、1995年の津久井湖、沼本ワンド出口から沼本ダム方向です。

今は、かなり埋まってしまいましたが、当時は石垣がキレイに残っていました。

この写真の手前にも、さらに石垣がありました。

20~30年通っている人なら分かると思いますが、写真より手前の石垣付近が、「泉さんポイント」と呼ばれる所です。

泉さんとは、ルアーメーカー「ハンクル」の創業者、泉和磨さんです。