少しずつ改造してきたミンコタエレキの55AT、そろそろスピードアップも限界か?

 

ボートでのバス釣りに便利なエレキですが、小移動するための船外機なので、20分以上もフルパワーで使うと、壊れやすくなります。

ただし、少しでも速くしたいです。

 

エレキは、ミンコタの55AT、12Vです。

私の体重が軽いのもありますが、荷物が多い人や大柄の人が乗ってる、無改造のモーターガイドの24V、65ポンドより速いです。

82ポンドには負けます。。。

 

モーター出力、44ポンドでしたが、55ポンドに改造しました。

44ポンドと55ポンドは、モーター内部の「モーターコア」が違うだけらしいので、程度の良い55ポンドを入手、部品だけ入れ替えました。

この時、基盤やフットスイッチも替えたので、リレー式の故障しにくいスイッチになりました。

 

シャフトは、31インチ。

シャフトカットは、自分でもなんとか出来ますが、大阪の「エレキの修理屋さん」に頼みました。

 

大変だったのが、マウントの軽量化。

建築用工具にて作業を重ね、6.3kgになりました。

ただ、このマウントは軽量化に限界があります。

他のマウントを仕入れ、改造を検討中です。

マウント軽量化の過去記事↓

http://ameblo.jp/sand-letters/entry-11061863163.html

 

スピードアップに不可欠なのは、プロペラ改造です。

改造は、ペラのカーブをきつくします。

 

火で炙って曲げますが、バランスが崩れると走行時に振動が起こり、曲げすぎるとスピードダウンします。

高価な電流値の計測器を入手、たくさんペラを持って湖へ行き、試行錯誤しました。

 

下記のペラを改造しました。

ミンコタ (ウィードレスウェッジ、パワーペラ)

MG (マチェット2、マチェット3、ニンジャ♯12、power prop)

ミンコタにMGのペラを付けるには、チョット削るなど加工が必要です。

 

結果、旧タイプの2枚羽、ニンジャ♯12を改造するのが、一番速いです。

ローボート、フロントに1機掛けでの結果です。

 

ミンコタのパワーペラ、とても速くなりますが、フルパワーで電流値が45A以上になります。

10分フルパワーにしたら、配線がすごく熱くなるので、配線焼損の危険性が高いです。

♯12は、電流値が一番低くて、37Aです。

power propは38~39A、マチェット3は38Aです。

パワーペラ以外は、20分以上フルパワーにしても、ほんのり配線が温かくなる程度です。

 

MGの♯12は、もう売っていません。

後継モデルは、ツヤ消しでpower propと表示されてます。

3.5インチ用の2ブレードプロップとして、素材が変わりましたが、少しだけ重量が重くなってます。

♯12は、割れやすいけど、軽いんです。

軽いペラの方が、電流値が低く、結果的に走行スピードが速いです。

 

個人的な体感スピードになりますが、

♯12を(100)とすると、

パワーペラ(97) 

power prop(90)

マチェット3・2(80)

ウィードレスウェッジ無改造(60) となります。

ウィードレスウェッジ以外、すべて改造ペラです。

 

「エレキの修理屋さん」とは、ペラ改造とマウント軽量化について情報交換しましたが、電流値40A以下なら、たぶん配線焼損は大丈夫との事でした。

 

キャリルのマチェット3、ハイスピードチューンプロップ、見たことありませんが、興味あります。

ただ、突き詰めると♯12の方が速い気がします。

 

次に、セッティングです。

エレキモーター部が、ローボートの先端、船体中心に乗るようにした方が良いです。

多少でも左右に寄せると、遅くなりました。

また、水中のシャフト、浅くても深く入れすぎても、スピードが遅くなります。

モーターは、チョットだけ上向きにセットします。

バウデッキに穴開けてエレキマウントを固定する時、前だけワッシャーを数枚挟んで、ボルトで締めます。

そうすると、走行時にバウが上がるので、ボート先端に当たる水が少なくなります。

ただ、やり過ぎると逆効果です。

 

パワードームを付けるならば、パワードームとボートの底の高さを合わせると、さらに水流がスムーズになります。

このセッティング、かなり効果あります。

 

最後に、出来るだけトータル重量を減らします。

荷物を少なくして、本人も痩せる!

走行スピードは、エレキの改造より、トータル重量が軽い方が、はるかに速くなります。

これは、劇的に変わります。

スピードアップには、荷物を減らすか、ダイエットです。

ボート全体のトータル重量バランスは、ボート中心より少し後ろぐらいが良いようです。

 

レンタルボートの種類、ボート屋によっていろいろですが、スノコのタイプが軽いので、スピードアップに繋がります。

14ftは、船体が大きいので当然ながら重く、遅くなります。

 

バッテリー2個持って釣りに行きたくないので、これぐらい突き詰めました。

湖上で「ミンコタなのに速い」と話しかけられることがあり、12V55ポンドだと言うと、驚かれます!

ただ、そろそろ手詰まりになり、もはや限界かもしれません。

海山越えて・・・

MG(モーターガイド)の3.5インチ用2枚ペラ

左が♯12、右が後継モデルのpower prop、サイズは同じですが、素材の強度が違います。


海山越えて・・・

改造後の♯12、

加工前の写真がありませんが、これぐらい曲げると、とても速くなります!


改造は、今後も続けますので、続報を書く予定です。