自転車に乗る人が多くなったとニュースで見て、高1のエピソードを思い出しました。
自転車で移動する人が、とても増えました。
計画停電による交通事情の不安がキッカケ、そんな人も多いようです。
私の職場にも、電車の運休がキッカケで、自転車通勤を始めた女性がいます。
毎日5~6キロ乗って来るそうですが、初日は、仕事が出来ないくらいヘトヘトだったそうです。
今では、到着時間が予想できるぐらい慣れたとか。
たびたび自転車の話題を聞くので、思い出深いエピソードが思い起こされます。
高2でバイクに乗るまで、お金ないけど時間がある中高生、どこに行くにも自転車でした。
家から25キロ離れた釣場でも、もちろん自転車です。
早朝が勝負の釣りなのに、電車やバスだと7~8時に到着なので、遅すぎるんです。
現地へ向かうには、山越えルートしかなく、自転車でも片道3~4時間かかっていました。
高1の夏休み、深夜3時に出発して、現地で釣り。
暑い中、午後4時まで釣りして、帰路へ。
10キロほど走ったら、パンクしました。。。
自分で修理出来ますが、道具はもちろん自宅です。
自宅までまだ15キロ以上あり、歩いたら4~5時間かかりそう。
所持金は、パンク修理にスレスレな金額。
足りないかもしれないし、なるべく使いたくない。。。
どうしようか迷いながらチャリを押していると、60代くらいの女性が声をかけてくれました。
「パンク?そこ左に曲がったら自転車屋さんあるよ。」
「あ、いえいえ、家まで押して帰ろうかと。」
「どこまで帰るの?」
「○○市です。」
「え!!!無理だよ、暗くなっちゃうよ!!」
「でも・・・」
「お金ないの?おばさんがあげようか?」
「いえいえ、大丈夫です。。なんとか足ります。」
「無理したらダメだよ、暑いから倒れちゃうよ。」
見ず知らずの汗だく高校生に、パンク修理のお金をくれようとするなんて、とても驚きましたが、ありがたかったです。
その女性、徒歩で買い物に行く途中だったようですが、私にお金くれたら、その日の夕食どうなってたんでしょうか?
結局、自転車屋さんに寄って、スレスレ足りた所持金で修理してもらいました。
自転車屋さんでも、満載した釣具を見て疑問の思ったようです。
どこからどこまで自転車なのか聞かれ、またも相当驚かれました。。。
あの女性、元気にしてるかな~?
あの時は、ありがとうございました。