Genarative AIによる産業革命 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

シンガポールはデジタル国家として日本より遥かに先を行っている。「先進国日本」はもはや過去の話だ。

例えばMRTと呼ばれる地下鉄やバスはVISA等のクレジットカードをタッチすることで乗ることができる。日本の場合はSUICAがメジャーだがこれは日本独自仕様のガラパゴスなので海外の人は使えない。いちいち切符を買わなければならない。

金沢のバスにいたってはSUICAすら使えず会社独自仕様のカードもしくは現金しか使えない。小京都と呼ばれる金沢は海外からの観光客で地域を活性化させようとしているのにデジタル環境はまったく整っていない。大きく矛盾している


シンガポールではGrabがあればタクシーの配車も買い物も出前も決済を含め生活のほとんどがカバーできる。


そんなデジタル先進国のシンガポールでは話題のchatGPTやGPT4の開発ストーリーにも触れてきた。これまでのマシンラーニングやディープラーニングと違い「GenarativeAI」と呼ばれ、0から1を生み出すことができるAIだ。大学のレポートを人間の代わりに書いてくれたりプログラムのソースコードも書いてくれる。

CRMのような顧客データベースがあればその顧客データを元にあたかも営業担当者が書いたかのような自然なメールを生成してくれる。

これによって世の中の生産性は爆発的に高まる一方でアウトプットを得るためにクラウド上に多くのデータをインプットする必要があるため機密情報や個人情報の漏洩や間違った情報が拡散されるといった懸念も生まれている。世界の情報をコントロールすることで戦争を引き起こすことすら可能となる。大きすぎる技術進歩は時に大きいリスクや副作用と隣り合わせなのだ。

アインシュタイン博士の研究が意図せず原子爆弾を生み出すことに繋がった歴史と似ているかもしれない。もはや産業革命といっていい。


一見関係のなさそうな山の世界にも必ず変化は訪れる。身近なところでは足元ではヤマレコやヤマップといった登山用アプリが起点となりそう。例えば「北陸で子供連れでも2時間程度で登れる山を教えて」と聞けばオススメの山やルート、関係する記録をリコメンドしてくれるような機能は容易に想像できる。

「白山周辺の人気の日帰り温泉は?」とか「白馬周辺で車中泊できそうなスノーシェッドは?」とか普通の検索サイトでは答えを導くのが難しいようなケースで活躍してくれそう。


山とテクノロジーは密接に関係している。

Genarative AIによる産業革命がより快適で安全な登山につながってほしい。


登山者の経験や嗜好を考慮しながらバリエーションルートも計画してくれるようになるかも。