「山登りをする人は良い人だ!」
…なんてよく言われているが実際は違う。
むしろ無防備になりがちな山のほうが危なかったりする。
高価な靴が盗まれたなんて話はよく聞くし、テントが盗まれたなんて話すら聞こえてくる。
下界では盗難に会わないようにコインロッカーに入れたり鍵をかけたりといった対策をとるのが普通だが、山ではそもそもロッカーなんかないし、性善説の世界なのでザックも適当にデポするし、いちいち鍵なんかかけたりしない。
最近では男女のトラブルもあるらしい。
複数人で山に登る予定だったのが、メンバーのキャンセルで男女二人きりになり、山行中に言い寄られたりテントの中に侵入してきたりといった耳を疑うような事例もあるようだ。
女性が単独で登っているとやたら男性の登山者に声をかけられたり、お願いもしていないのに同じペースでずっとついてこられたりといったストーカーまがいの事例もよく聞く。
まあ確かに山屋の立場でいうと山ガールは可愛く見えるし魅力的に映ることは否定しないが、女性に気安く声をかけるのはやめたほうがいい。大抵の女性は山で男性から声をかけられることを迷惑だとか怖いと感じているケースが多い。「ここから先は危ないから一緒に歩こうか」とか、余計なお世話でしかないということだ。もちろん挨拶くらいは普通にすればいいと思うが、執拗に絡む行為は恐らく迷惑、というか少し話せば相手がどう思っているのか感じ取れるだろうし、感じ取れなくても会話が弾んでいなかったらまあそういうことだ。
ということで、改めて自分も気を付けよう!・・・と思ったものの、普段の山行では山ガールに会うどころかほとんど人に会わないので心配なかった
山ガールには会えないからセクハラにもならないし絶景にも会えるから今のままでいいのだ。