twitterなどのSNSでNHK撮影班が撮影のため尾瀬の木道を通行止めにしていた、という話題が拡散されている。
現場では渋滞が起きて一時騒然となっていたとのことだ。
確かに都会の喧騒から離れてのんびり自然を楽しみに来たのに、なんでここでも渋滞に合わなきゃいけないの?という気持ちはわかる気がする。
バスの時間があるのに…と困惑していた登山者もいたようだ。
自分がこのニュースを聞いて思ったことは、同じようなことってNHKに限らず、尾瀬に限らずいたるところで起きているのでは?という疑問。
今回これほど話題になっている理由は、「狭い木道というエスケープできない状況で、一方的に一メディアが公共の場で通行止めする権利があるのか?」という点なのではないだろうか。更に「NHK」というところが受信料の件で一般的に国民にストレスを与えているという背景もあるかもしれない。
NHKが作っている登山番組は多い。
尾瀬に限らず登山道で撮影するということは少なからず同じようなことは起きるような気がする。
SNSがここまで発展する前ならそれほど話題にならなかったかもしれないし、ある意味「泣き寝入り」みたいなこともあったかもしれない。
むしろ「テレビの撮影の場に出くわしました~♪」とポジティブな反応もあったのかもしれない。
テレビや新聞といった従来型のマスメディア主導の時代は終わり、ソーシャルメディアを中心とした情報の民主化への流れを改めて感じた一件だった。
2年前の北アルプス朝日岳ではコロナで無人の朝日小屋でNHK取材班が撮影をしていた。これなら何も問題ないのに。