日曜日は久しぶりに入笠山へ行ってきた。
天気予報は晴れそうだけど梅雨時の予報はあてにならない。
最悪降られても楽しめる山…ということで花が咲きほこる入笠山に白羽の矢を立てた。
今回の目的はもうひとつあった。
「マナスル山荘のビーフシチューを食べること」
マナスル山荘は入笠山にある山荘で特に鉄鍋で煮込まれたビーフシチューで有名だ。
入笠山には何度も足を運んでいるがマナスル山荘には行ったことがなかったのでこの機会に訪れてみることにした。
たまには普通のハイカーっぽいことをしてみよう!
暗いうちに出てしまうとマナスル山荘の営業開始前に下山してしまうのでかなり遅めの6時半にスタート。この時間でも沢入駐車場はガラガラ。スズランやアツモリソウの時期が終わってしまったせいもあるのだろうか。
この時間はまだゴンドラが動いていないので人は少ない。今のうちに入笠湿原から入笠山までの人気区間を歩いてしまおう。
スズランはなくてもアヤメやキバナオダマキ、クリンソウが全盛で湿原歩きを楽しませてくれた。
入笠山へ登頂するもガスガスで眺望はなし。まあ想定内。写真を撮ってエネルギー補給したら次の目的地である大阿原湿原へと向かう。
さすがに大阿原湿原まで来ると一気に人が減る。更にその先のテイ沢まで行くと完全貸切に。少し橋が流されていたりしてワイルドだったが楽しく沢道を歩くことができた。
久しぶりの入笠山はいつも通り沢入からスタート。すっかり明るくなっていた。
入笠湿原で出迎えてくれたのはアヤメ。大群落だった。
色が異なるアヤメもあった。名前は知らない。
キバナオダマキも多かった。入笠湿原はいつ来ても素晴らしい植物園だ。
朝のうちは曇りがちだったがゴンドラ営業前の湿原は静かで最高だ。
八ヶ岳は雲の中。でも雲海の風景がきれいだった。
今日の目的の一つはこのクリンソウ。沢沿いに多く咲いている。
まだつぼみも多かったのでしばらく楽しめそうだ。
ハクサンフウロもちらほら。
アヤメとニッコウキスゲの大群落
とりあえずピクっておく。ガスガスで眺望無し。
次はお気に入りの大阿原湿原へ。
ちょっとしたサバンナみたいな風景が日本離れしていて最高。
テイ沢に入ると景色が一転。原生の森の世界に変わる。
一部は橋が壊れていた。飛び石でクリア。
沢の右岸と左岸を行ったり来たり。それも楽しい。
落葉松の森と青空。天気が良くなってきた。
どこへいってもクリンソウが全盛だった。
入笠牧場。ここの雰囲気も広々としていて最高だ。
さあいよいよ今日のメインイベント、マナスル山荘のビーフシチュー。
数量限定で遅いと品切れになるらしいのだが、11時営業開始のところ11時半くらいに到着できたので何とかセーフ。
1,600円くらいするので結構値は張るがそれに見合った最高においしいビーフシチューだった。
入笠には何度も来ているが意外と立ち寄ったことがなかったマナスル山荘。
看板犬のあじくん。大人しくてかわいらしい。
文字通りの看板犬。
そしてこれが名物ビーフシチュー。正直これまでの生涯で一番おいしいビーフシチューだった。
帰りがけの入笠湿原。すっかり晴れて夏の高原散策を楽しむことができた。
今回は眺望こそ得られなかったが、花も沢も湿原も牧場も、そしておいしいビーフシチューも楽しめて最高のハイキングとなった。