まずは今回の台風19号で被害に会われた方にお見舞い申し上げます。
さて、北陸は今回の台風でもそれほど被害を受けなかったが、山への影響がどの程度だったのか気になっていた。
道路状況を確認すると東海北陸道はなんとか通れそうだ。
ならば白川郷方面へ行ってみるか…ということであまり高い山へ行っても天気も悪いだろうし風もひどそうなので標高約1,797mの野谷荘司山へ行くことにした。
トヨタ白川郷自然学校から鶴平新道の登山口へ向かう。台風の影響が少々。
鶴平新道を開拓された大杉鶴平氏のお宅。
ブナ林を歩いていく。天気は悪くても森は裏切らない。
山ツツジは安定して美しい。
稜線まで来るとガスガスで小雨もパラついていた。
野谷荘司山登頂!…といっても白山北縦走路のチェックポイント的なイメージ。
燃えるようなグラデーション
野谷荘司山の次は三方岩岳へハシゴする。
4年前に来た時は三方岩岳周辺の紅葉がびっくりするほど見事だった。
絵具をちりばめたようなカラフルな景色は高山の紅葉とはまたちょっと違った趣があった。
今回は残念ながらガスガスで状況は確認できなかったが、もし天気が良かったらご褒美にありつけたのかもしれない。
本日二座目、日本三百名山のひとつ三方岩岳に登頂。昨日は残念ながらガスガスだった…
晴れていたらこんな三方岩岳の雄姿が見られたはず。4年前に来た時の飛騨岩と紅葉。
4年前の三方岩岳の紅葉。白山がダメでも低山は良かったりするので油断できない。
昨日は台風が過ぎ去ってほとんど時間が経っていなかったし、それほど天気も良くなかったのでてっきり山は貸切だと思っていた。
実際登りの道中はずっと貸切登山で大声で歌を歌っていても気にしなくていい感じだったが(歌っていないけど)三方岩岳でまさかの登山者発見。
4人の家族連れと思われるパーティーが三方岩駐車場から登ってきていた。
さすがに台風が来ていた土曜日は白山ホワイトロードも通行止めとなっていたが、昨日は朝から通行できたため三方岩駐車場から三方岩岳までコースタイム50分のハイキングルートを使えば苦労せずに三百名山をゲットすることができてしまう状況だった。
小雨も降っているし眺望のない三方岩岳には長居は無用ということでエネルギー補給だけしたらサッサと下山開始。
馬狩料金所を目指してブナの森を楽しみながら歩いていこう。
雨露を纏ったヤマツツジも素敵じゃないか。
カエデも安定して美しい。
苔ワールド。雨も捨てたもんじゃない。
黄色のカエデ。
こちらも安定のウルシ。触ったらかぶれるらしいけど紅葉は裏切らない。
ブナの小路に突入。
雨で潤ったブナの森に少しだけ陽が差した。
カエデのシルエットがブナの幹に投影されてゆらゆらと揺れていた。
パステルカラーもいいよね。
霧に包まれたブナ林も素晴らしい。おとぎの国。
下山途中でシロツメクサの群落を見つけたので「四葉のクローバーないかな?」とちょっと探してみた。
・・・ない。
こんなにクローバーが群生しているのにないわけがないと半ば意地になって小一時間探しまくったが結局見つからなかった。
うーん、やっぱりツイてないのかな…
途中でシロツメクサの群落を見つけたが四葉のクローバーは見つけられず。
馬狩駐車場に到着。
車道を10分くらい歩いて駐車場まで帰還。
結局台風の影響もほとんどなく、逆に静かな白川郷の名峰を歩くことができた。
下山後は白川郷の合掌造り集落のすぐ横にある「白川郷の湯」へ。
お手頃な場所にあるのにこれまで来たことがなくて今回初めて立ち寄ってみた。
ちょっと温めの自分好みの温泉で良い感じでした。
初めて立ち寄った白川郷の湯。露天風呂もあって横に川も流れていて風情があった。