奥山篤信 書評 曾野綾子・クライン孝子共著 <日本人はなぜ成熟できないのか> | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。




奥山篤信 書評 曾野綾子・クライン孝子共著 <日本人はなぜ成熟できないのか>

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クライン孝子氏の著書というから早速読んだ。僕のような年寄り向きにまず字体が大きいのですこぶる読み易い。


とにかく悪友だけあってクライン氏の言う事は全く僕の人生訓と底で通じている。


勿論彼女にしかないドイツを基点とする情報網の鋭さは僕にとっても目から鱗だ。


例えば僕は胡散くさいと思っていたアフガニスタンのカルザイとかいう傀儡大統領がグッチやらファッションで日本の馬鹿大衆受けさせ、たしか日本のベストドレッサーを受賞したはず。


これがアメリカの回し者かつ本人もアメリカでビジネスに長けていて金を集めたというから茶番も良いところだ。


クライン氏の話を聞いて僕の千里眼も正しいと嬉しくなった。とにかくクライン氏には冷徹でしかも権謀術数の長い歴史を持つ欧州の知恵があるのだ。


日本はこれに比べてまったく能天気とくに戦後の日本人の痴呆化は著しく、要するに小学校の生徒程度の善悪しか判断できないのだ。


これでは世界のカモである。やっと安倍政権により、今までの自民党を含めた戦後政治にストップがかかりつつあることは好ましい。


シンデレラガールともいえる稲田朋美氏が今度政調会長になるというから、面白い。彼女は100人斬り訴訟で毎日の名誉毀損に対して勇敢に戦った弁護士だ。そして閣僚であっても靖国参拝を欠かさない。


話がずれたがついでに僕の尊敬する曽野氏もこの本でまさに正統なキリスト者としてカトリック者として厳しい発言をしている。


僕は三月に上智大学神学系大学院卒業修士号を得たが、(その総決算が先週発売の『人は何のために死ぬべきか キリスト教から読み解く死生観』キリスト教については理解した。


しかし僕の人生観とあわないのでキリスト者にはならないが、最も滑稽で幼稚なのはキリスト教会を牛耳る司教団やプロテスタント業界だ。


まさに小学校の生徒のように<日本は悪い事をした><慰安婦はかわいそうだ><助けてあげなさい><ボランティアをしよう>とその根底にある悪が分からなずそのまま信用してしまう。


競争まで否定する教官がいたのも驚いた。だからキリスト教会は騙され、まだ実はキリスト教会を操るサヨクの陰謀に乗って、ありもしない日本の残虐行為を朝日やマスコミのでっち上げにも拘らず鵜呑みにして、さらに悪いのは反日に至っている始末だ。これを僕の著書でも怒りをもって指摘した。


大体戦後のお利巧さん教育は曽野氏も指摘するように<人を疑ってはいけません>である。


僕自身科学万能主義の家に育っており、合理主義の権化であるが、子供のころから傘を失ったりすると<盗まれたり騙されたりするのはお前の責任でお前が悪いのだ。


それは不注意や油断から生ずるものだからだ。>と徹底的に叩き込まれた。まさに曽野氏がいつもはっきり言うのはこの点だ。


だから僕は曽野氏もちろんクライン氏も同じだが、同じ土俵にある日本人であるとつくづく思うしこれこそが戦後まで日本の政治が世界に認めれてきた基本思想だと信じている。


日本人はいつになったら成熟するのか!まさに面白く読める本であり推薦する。  




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