宮崎正弘の国際ニュース・習近平・プーチン会談は「戦略的パートナーシップ」の演出 | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成25年(2013)4月15日(月曜日)
   通巻第3923号   <前日発行> 
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 習近平・プーチン会談は「戦略的パートナーシップ」の演出
  成果は少なく、戦術的な言葉の遊び。合意は武器輸出だけだった
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 先々週の習近平モスクワ訪問の貧しい成果があきらかになった。
 


ガス、石油の価格交渉は折り合わず、とくにガスプロムが要求した400ドルに対して、中国側は250ドルを提示したまま引き下がらなかった。


「これではテンでお話にならない」と価格交渉は継続となり、習近平とモスクワの「パートナーシップ」なるものは「同床異夢に終わった」(アジアタイムズ、4月12日付け)。

 対米バランス上、モスクワも北京も「戦略的パートナーシップ」を強調したが、その実態は「戦術的な言葉の遊び」にすぎず、すきま風が吹くほどだ。


2001年に江沢民がモスクワを訪問したときの熱烈歓迎も、03年の胡錦濤モスクワ訪問のあたりから、両国の露骨な打算が目に見えるようになり、とくにロシアが警戒するのは旧ソ連の範疇にあるカザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンへの中国の大々的進出である。

 さてそれでも成果はあった。
 中国はロシアから最新鋭ジェット戦闘機スホイ35を24機購入するほか四隻のラタ級潜水艦を購入することが本決まり。合計30億ドルを投じる。

この「商談」には北京から常万全国防相が習近平に随行して合意に持ち込んだ。ただし、ひきつづいて習のアフリカ訪問に常万全は同行せず、北京へ折り返し、ヘーゲル米国防長官に電話をかけ、されに今月末に予定されているマーチン・デンプジー統幕議長の訪中に備える。
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