井上政典ー首のすげ替えだけでごまかすな | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。

井上政典  【首のすげ替えだけでごまかすな】


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 民主党の党首選びが始まりました。前原前代表が名乗りを上げたことで、知名度抜群でイケメンの彼が出てくると、他の泡沫候補たちは埋没することを恐れて戦々恐々のようです。

 でも、なんかおかしくないですか?

 投手の首のすげ替えだけで、局面を打破しようとするのは、ちょっと前に自民党が国民から愛想をつかされた場面とまったく同じことになっています。

 民主党の一番大きな欠点は、党としての党是が無いことです。日本をどのようにしたいとか、国益をどうやって守るというものは一切ありません。

 それは、政権交代を目的にして有象無象が寄り集まった雑多な集団の悲しい性なのです。

 マニフェストの目玉だった「子ども手当て」をやめて、児童手当に戻したことも、民主党員自体がその重要性に気付いていないと思います。

 それは、社会で子どもを育てるという恐ろしい全体主義、社会主義的な思想を政局運営という目先のために意図も簡単にやめたことです。

 民主党の中にその決定をどうしても納得できない勢力があの「子ども手当ては存続します」という嘘のチラシを配らせたのです。

 もともと「児童手当」と「子ども手当て」は、その支給する方法の問題ではなく、その思想の問題なのです。

 児童手当は、年収の低い家庭の子供の成長を助けるという意味合いで、主体は家庭です。でも、民主党の子ども手当ては子供を育てるのは家庭ではなく、社会だという日本の「家族制度」を破壊するのものなのですが、思想的にばらばらの民主党はその意図を隠してばら撒きの面だけを強調したのですが、皮肉にも身内にもその意図が伝わっていなかったのです。

 この件に関しては、自民党に良くやったと言うべきでしょう。

 このように民主党の中でも本来の政党の存続意義がありません。

 以前は、自民党の総裁の首のすげ替えを批判し、国民に信を問えといっていたやからが平気で次の代表はと走り回り、いけしゃあしゃあとテレビにでているのをみて、不快感を感じるのは私だけではないでしょう。

 あまりにも地味な面々なので、国民の支持どころか、民主党内でも支持が集められずに民主党をいや、日本国をずたずたにした小沢一郎やルーピー鳩山の支持を得ようと走り回っている姿は、こっけいを通り越して、悲しい絵柄になっています。

 数の論理で物事を決める自民党政治がいやで民主党にはいったという議員をたくさん知っています。でもその人たちも一言も発言しませんし、個人的に追及すると、今選挙しても勝つ見込みが無いからと本音を漏らします。

 それならば、国民の信を得られない国会議員たちが何を基準に次の総理、政府を選ぶのか。その意義はなんなのか。


 自分たちの国会議員としての地位さえあと二年確保できればそれでいいのか。その間に人権擁護法案や夫婦別姓なども日本解体を推進する法案を通そうとしているのかというように思えて仕方ありません。

 今の日本に一番早急に必要な法律は、スパイ防止法です。民主党の中に潜む、それも大物議員で外国勢力と親しく、日本の国益よりも他国の国益を優先する議員を即刻逮捕しないと日本は本当に二流国に成り下がってしまいます。

 ただ、このスパイ防止法が成立したら、民主党の主だった国会議員は即刻逮捕されること間違いないと思います。だから、この法律には以前にさかのぼることが出来るように制定しなければなりません。

 欲得だけの行動は美しくありません。日本人は古来より、正しいか間違っているかを考えるのではなく、損か得かとの計算をするのではなく、その振る舞いが美しいかどうかでその出処進退を決めてきました。

 醜い行動はすぐにやめて、解散して信を問うてください。それが一番美しい責任の取り方です。そうでないと民主党というだけで心あるすべての国民に愛想をつかされること請け合いでしょう。
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 「蘇れ美しい日本」第1002号より。