カスタードとカスクート(もしくは,『星の年周運動』) | Sancantion【喰(SHOKU)レーベル】アルバムリリース情報!

近隣のマーケットでは,タカキベーカリーの「石窯モーニングフランス」という商品が置かれておったのです,おそらくは昨年の10月頃までは。ところが,ある日を境に,この商品は別の商品に差し替えられてしまったがです。今にして思えば全くのとらぬ狸ではあったのですが,当時は内心忸怩たるものがあったと言われております。

 

と申しますのも,差し替えられた商品名のことを,数か月に渡って完全に勘違いしておったのです。

 

 

実際の商品名は「カスクートフランス」やのに,完全に「カスタードフランス」やと思い込んでおったのです。つまり,カスタードクリームの内包された甘食やと思イコンで,その現物を手に取って確認することすらせんかったのです。

 

何故こげなことが生起したのか考えてみますと,「カスクート」という文字列を今までに見たことも聞いたこともなかったことがその主たる原因やと思うのです。一度も目にしたことがなくその意味も知らぬ状態で,「カスクート」という文字列を目にしたときに,脳が勝手に「カスクート」「カスタード」に変換した上で,本人に対して誤認識(空目)させてしまった可能性があると思われます。

 

 

例えば,「中点連結定理」(場合によっては「エネルギー保存の法則」)のことは知っていたが,『星の年周運動』のことは知らぬ存ぜぬであった場合のことを考えてみましょう。この場合,『星の年周運動』という文字列を見て,それを「中点連結定理」と勘違いすることは,タブンあり得ないのではないかと思います。ところが,どんな状況でその文字列を目にするかによって,誤認識の危険性はいやが上にもアップしてしまうことはあるのではないかとも思うのです。

 

 

そのよい例が,最初に挙げた「カスクート」「カスタード」の取り違えやと思うのです。つまり,在所から徒歩5分間で至ることが可能な近隣のマーケットに於いて『星の年周運動』という商品名を目にした際,それを「中点連結定理」(場合によっては「エネルギー保存の法則」という商品名に誤認識(空目)することも充分にあり得ることなのではないかと思うに至ったったんです,今日の夜半になって。

 

そげな経緯もありまして,秋分の日と春分の日という楽曲を,本日の夜半にお造りしてみたんです。

 

 

 

Sancantion 『秋分の日と春分の日