4階の一室のドアがノックされると同時に,一人の人物が部屋の中に入って来たのです。しかも,いきなりトッツキの物入れの引き戸を開けるや否や,「まだ何も準備がでけてないやないですか!」ときつく怒られてしまいました。
転居日当日の朝だと言うのに,物を詰めたダンボールはまだ5箱しかなく,棚や机の中は物が入ったままだったので,怒られるのも無理はありませぬ。
年末の12/28の昼刻〜夕刻時に,(新型でない)従来型CORONAウイルスに罹患した可能性(ただし,あくまでも推測)があり,即刻度重なるくしゃみ&流水のような鼻水に見舞われました。
毎度のことではありますが,この風邪状の症状がさらに悪化せぬうちに何とか治そうと試みたのですが,それは無駄な努力に終わってしまった可能性があります。
つまり,くしゃみ&さらさら鼻水→喉の痛み&軽い痰の発生→鼻詰まり&耳詰まり→粘着質状の鼻汁&容易に除去できん粘着質状の痰の絡まり と一連の縁起的症状を経んことには,症状が一旦治まっても再び生起してさらに悪化するというのんを繰り返し,終わりの見えぬ状況に陥ってしまっておったんです,年末から年始にかけて。
ただでさえ寒い季節に従来型CORONAウイルス罹患ですから,身体が思うようには動きまへん。それでも,とにかく机の中や棚の中のものを,ダンボールに詰める作業に没頭することにします。今回の従来型CORONAウイルス罹患で特徴的な症状の一つやったんは,左脚のハムストリングの筋肉痛です。右脚のほうはすぐに治ったのに,左脚は未だに痛いんです,年末〜年始を通して。
転居前の状況(1987年ころ)
程なく,4階の一室のドアがノックされ,今度はピンクのユニフォームに身を包んだ数人の人物が入って来ました。今回の転居における物の移動を担当してくださる『引っ越しのよし田』の面々であることは尋ねるまでもありませぬ。
ものを詰めるダンボールの数が足りなさそうだったので,『引っ越しのよし田』のかる邊さんに尋ねると,「ダンボール1個につき,240円を申し受けます」とのことでした。ちょっと高過ぎとは思うたものの,翻筋斗打っても「背に腹は」の状況ですので,受け入れることにします。
Sancantion "Figlio di Opanema"『オパネマの息子』