椎名林檎さんが辿った《宇宙の開闢から終焉》までと『青春の瞬き』 | Sancantion【喰(SHOKU)レーベル】アルバムリリース情報!

すっかり真冬の如き寒さと相成ってしもた当地に於ける昨日の夕食(豚肉と細根深ねぎ&キャベツと豆腐の炒め煮)喰後,久々に椎名林檎さんの『青春の瞬き』の映像付き歌曲を視聴しておったトコ,唐突に気が付いたことがおます。

 

 

この映像に於いて,椎名さんは宙に浮いた状態で,何処ぞの建物から出発し,トンネルの如き通路を経て橋梁?(もしくは都市間高速道路?)の上ば通り,さらに草原や氷河〜湿原〜天鵞絨の海〜砂漠などを経て,再び元々おった何処ぞの建物に戻ったかと思うと,またまた再度トンネルの如き通路へと出発ばしておられます。

 

おそらく,これらの一連の経路は,無限に繰り返される《メビウスの輪(環)》の如きものなのではないかと,そして,この《メビウスの輪(環)》は,この《宇宙の開から終焉》の時間に等しくあるのではないかと思うに至ったったんです,昨日の夜。

 

 

この5分20秒間の映像の中で,椎名さんは,幾度も繰り返されるであろう《宇宙の開から終焉》を体験し,最終的に1978年へと至る可能性があるのではないかと思うたのです。

 

この映像の中途では,宙に浮いた椎名さんが,宙に浮いていないもう一人の椎名さんとすれ違う場面がありますが,これは,《メビウスの輪(環)》が一瞬だけ何処かで交わった瞬間(この宇宙ともう一つの別の青い宇宙が交錯した瞬間)に当たるのではないか。

 

ですので,この『青春の瞬き』の映像は,まさしく幾度となく繰り返される《メビウスの輪(環)》状の《宇宙の開から終焉》の時間に等しくあると思うのです。

 

 

さて,これらの《宇宙の開から終焉》を司っておる旅の御方が誰なのかを考えてみますと,それはたぶん,法身大日如来に他なりませぬ。

 

この『青春の瞬き』の映像には,椎名さんではおそらくないもう一人の別の女性が登場します。

 

 

 

この女性は,地に足を付けており,あたかも砂時計の如く,手から砂を零しております。そして,それと並行してメトロノームの針の動きが,速さを様々に変えて映し出されます。

 

 

この女性こそが,宇宙の真理たる法身大日如来なのではないかと思うに至ったったのも無理のないことでありましょう。法身大日如来は,砂時計とメトロノームなどで,《宇宙の開から終焉》までの時間を司っておる可能性がおます。

 

この映像に於いて,この女性と椎名さんは,手に印契を結ぶような動作を何度か行っておりまするが,これぞ空海が言わはった《身密》に当たるのではないかなどと思うたりもします。

 

 

ところで,椎名さんが手を伸ばした先にある水を湛えた透明な瓶は下に落ち,一反木綿豆腐割れて粉々になりますが,後に粉々が再構築されて,再びもとの水を湛えた瓶に戻ります。と思うと,再び落ちて割れ粉々になったりもします。

 

この現象は,宇宙のあらゆる構成要素たる物質が,分散状態と集結状態を様々に繰り返す様子を表象しておるかのようでごわす。

 

 

さて,此所で肝心要の青春とは何かという問題に移行させていただきます。

 

 

この《宇宙の開から終焉》までの時間に於いて,人類の誕生から消滅までの時間は,ほんの一瞬(瞬きの瞬間)の青春に過ぎぬことを表象しておるのではないかなどと最後に思うたことを記して,末筆とさせていただきます。

 

 

とはいえ,以上の問題につきましては,以前別の視点から,こげな言説を書いたことがおます。

 

 

ですので,未だに『津ボート』のことがとてたまに気になっておることは否定できぬことでごわす。


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