秋分の日と春分の日 | Sancantion【喰(SHOKU)レーベル】アルバムリリース情報!

常に既に10年以上の歳月が経過しておりますが,以前秋分の日や春分の日の夕刻時に「お迎え」がやって来たことばありました。方角で申しますと,必ず西方からやって来ておったことだけは断言できます。

 

お二方による「お迎え」の一例(仮)[1999年〜]

 

近頃折りに触れて思うのは,密造並びに密蔵がなされるのは,季節で申しますと,秋分の日や春分の日が相応しいのではないかということになりまする。Sancantionが2014年に密造を行った4枚目のアルバム"illicit manufactured apple pie"「密造アップルパイ」は,2014年6月ころに発売ばされた可能性あります。

 

 

ところが,未だに『密造アップルサイダー』【著:大島弓子さん(1982年9月ころ)】に相見えることは出来ておりませぬ。

 

 

Sancantionの未発表曲に,以下のタイトルの曲ばあります。

 

 "88 Days before the Autumnal Equinox"「秋分の日の88日前」 所要時間04:58

 "77 Days after the Spring Equinox"「春分の日の77日後」 所要時間08:37

 

1985年の暦で申しますと,「秋分の日の88日前」は6月27日(木)になると予想されます。一方「春分の日の77日後」は6月6日(木)の可能性が高いと思われます。

 

実を申しますと,「春分の日の77日後」という楽曲の元タイトルは,「八十八夜」でした。「八十八夜」は,おそらく1984〜1985年ころに制作されたと言われております。因みに所要時間は,06:02でした。

 

まだシーケンサーは導入されていない時代でしたので,以下のような布陣で制作されたと推測されます。

 

 Roland TR-606(リズムマシン)

 Roland TB-303(ベースライン)

 Korg POLY-800(シンセサイザ)

 Korg SDD-2000(ディレイマシーン)

 

 

「八十八夜」というタイトルから想像しますと,おそらくは八十八夜に摘まれた『茶』の味覚の表象を楽曲に託した可能性を否定できませぬが,詳細は省略させていただきます。現在とても気になっていることは,1985年8月に起こった諸々の出来事との縁起なのですが,おそらくは単なる「思い過ごし」に過ぎぬ可能性ばあります。

 

八十八夜に於ける茶摘みの一例(1996年ころ)

 

また,1985年8月と申しますと,映画『台風クラブ』(監督:相米慎二さん)が公開された季節にも当たります。

 

 

 

それとともに,桜田淳子さんが「わたしの青い鳥」(クック_クック)という楽曲で新人賞をもらったのは1973年の年末という情報が入って来ました。「大熊猫の眼」を題材として生成された楽曲の歌詞には,桜田淳子さんの新人賞受賞への言及が含まれていますので,「大熊猫の眼」の楽曲の生成は,早くても1974年1月以降になるのではないかなどとちらちら考える次第です。

 

 

 

そして,「八十八夜」は,2012年12月に「春分の日の77日後」というタイトルに改題され,ソフトウェア・シンセとエフェクトを用いて再アレンジが施されて,現在のような形になりました。

 

 

一方で,「秋分の日の88日前」は,2011年4月ころに制作された楽曲ではないかと思われます。こちらは,「川の流れのように」にインスパイアされて制作された可能性はあまり考えられない,との情報をいただきました。

 

 

ただし,何らかの「川の流れ」の表象を楽曲に託した可能性は否定できんとも思うのでごわす。

 

上述のように全く生成の経緯が異なる2曲が,2015年ころに時を同じうして,組曲として接合された可能性を否定できません。なるほどほど……。

 

 

秋分の日と春分の日の一例(省略形)