『鵡琶の嵐』と「もだえ」 | 【喰(SHOKU)レーベル】アルバムリリース情報!

【喰(SHOKU)レーベル】アルバムリリース情報!

個人による楽曲配信,始めました!

あっという間に,「晩秋の如き日和」それ自体がご到来しはりました。

 

つまりは,『むべの嵐』が場合によっては常に既に吹き始めたかも()しれませぬ。ただし,現時点では,長崎県の一部地域(ジョルジョルイカを生成)に限定された言説かも知れませぬ。

 

そこで,ぼた雪にちなんでお送りする楽曲が,『鵡琶の嵐』(2011年2月20日にReaktorによって生成)となります。

 

 

 

 

ちなみに,「むべ」と入力しますと,以下のような変換が為されると申します。

 

宜…当然,是非とも

郁子…常緑ツル性植物(アケビ科ムベ属),川井郁子さん(ヴァイオリニスト,香川県高松市出身)

鵡琶…詳らかならず

野木瓜…Stauntonia hexaphylla,アケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物

 

吹くからに>秋の草木の>しをるれば
むべ山風を<嵐といふらむ

 

平安時代に文屋康秀さん(生没年不詳)という,旅の御方が詠んだ短歌のようです。

 

この御方がどの辺りに住んではったのかは終ぞわかりませんでしたが,おそらくは,京都の一地域であったとは思われます。

 

880年に縫殿寮(女官人事・裁縫監督機関)に務めてはったという記録があるので,もしかすると晩年の空海さんと平安京の大路・小路などに於いてすれ違ったことがあるともないとも,この辺りのことに関しましては言及を控えさせていただきます。

 

ただ,今現在の晩秋の日和などに触れておりますと,例えば赤と白の曼珠沙華が,つい先週末迄は花盛りであったのに,今現在,白の曼珠沙華はすっかり消失してしまい,赤の曼珠沙華も青息吐息といった状態に陥っている様を目のあたりにしますと,この短歌の「むべ山風を<嵐といふらむ」という言説が,そこはかとなく染み染みと身体に染み入って来るような今日この頃でごわす。

 

 

 

マリア四郎さん(鹿児島県出身,1947年11月30日生誕)が歌唱して1968年1月25日に発売された楽曲が「もだえ」になります。

この曲,何処かで耳にしたという不確かな記憶がある旅の御方もおられると思います。

 

そうです。まさしく,King Crimsonが1974年3月29日にリリースしたアルバム"Starless And Bible Black"の1曲目に収録されております"The Great Deceiver"という曲がそれに当たります。

 

とはいえ,この曲の作曲者と思われるRobert FrippもしくはJohn Wettonが,マリア四郎(宮崎幹夫)さんが歌唱した楽曲「もだえ」を聴いていたか否かに関しましては,言及を控えさせていただきます。

 

文屋康秀さん(生没年不詳)という御方,その祖父の祖父が天武天皇であるらしいとのことです。

 

 

2014年7月上旬に発売されたSancantionの4作目のアルバム"illicit manufactured apple pie"「密造アップルパイ」のジャケットに描かれた人物は,西大寺の人になります。

 

 

概観

晩秋のこの時期,草木の枯れた頃合いの深夜などに,あなたの匂いが恋しくて眠れず指を噛み締めたりなどすることがございます。そぎゃんときには,幸せだったり,場合によっては思い切って外出して喰事をしたりなどすることもございますが,概ね最後には常に既に,もだえます。

間奏1    Em Em C B7     Em G Am / B7 Em

 

しかし,念のため(名瀬)「なぜ?の嵐」。

《吉沢秋絵さん 1985年11月1日》