その日はいきなりやってきた | sanbikinokingyo

sanbikinokingyo

ちょっとだけ個性のある子供との日々を書いています。悩みながらも、ゆっくり生きています。

こんにちは。
自閉症スペクトラムと診断された、真ん中ちゃんの成長を中心に、上の子下の子と親の五人の日々を書いています。 

★始まりはこちらをご覧ください★

https://ameblo.jp/sanbikinokingyo/entry-12041247103.html


★10月のブログです★


とある日。

「真ん中ちゃんが怖いと言ってます。お迎えいいですか?」

と、TELがきました。天気はいいのに、小雨がパラついているようです。


「わかりました。五分後に行きます。」


伝えてTELを切りました。


朝は少し曇ったり晴れたりしていたので、登校前に真ん中ちゃんが時々空を見上げていました。


「真ん中ちゃん。曇ってても明るいから、少しでも頑張ってみようか? 行ける?」


真ん中「………。わかった。」


私「すごいね。」


明るい曇では少しでも挑戦すると決めています。それでも


「やっぱり無理…」

と、戻る日もありますが、今日は前向きに頑張ると思ったようです。


私「怖くなったら先生に言うんだよニコニコ


そんな会話で、学校の玄関で別れていたのです。


"よく頑張ったな…"

そんな事を思いながら学校に着くと、真ん中ちゃんが車に走ってきました。

車に乗り込んだ真ん中ちゃんは泣いていました。


「どうした?!」

珍しく、かなり泣いています。

すると先生が

「他の学年の子たちに騒がれたので、怖かったかもしれません。」

そう言われたので

「そうなんだ。帰って話を聞いておきますね。」

そう言って、帰りました。

真ん中ちゃんは、全然泣き止みません。30分は泣いていました。


少し落ち着いてきたので話を聞くと


「怖いって何回も言ったのに、先生達はTELしてくれなかった。ごまかしてた。」

「怖くて怖くてドキドキしてたのに、早く帰りたいのに『〇〇先生TELして下さい』って言いなさいって言われたえーん

「靴箱のとこでも、他の学年の子達が近づいてきて、言わないでほしかったのに、『真ん中ちゃんが帰るからお見送りしてるんだよ』って言って、その子達に『えー!!もう帰るの!?』ってすごい大騒ぎされた。」


話を聞きながら、ノートに書き留めていきました。
でも、その判断は良かったです。
あとで役に立ちました。


書きながら、なんでかな?…と、疑問に思ったのは、“怖いと言いだしたら家にTELしてもらう” という決まりになっていたからです。

でも、今回は

「帰る頃は明るくなってるかも」

「雲を吹き飛ばしてあげるよ」

などと言われて、なかなかTELしようとしてくれず、引き止められてる…と、感じたようです。

聞いていて、ため息が止まりませんでした。

また?……また?


時折先生達は、こちらが無理しなくていいと言ってる事を、もっと頑張らせてみよう…とする時があります。


つい最近も同じようなことがあり、スクールカウンセラーから、
「勝手に学校で判断して変えられると、真ん中ちゃんが駄目になりますよ!必ずお母さんと相談して進めてください!」

と、言ってもらったばかりでした。

でも、真ん中ちゃんの話だけを聞いて判断するのはいけないな。
そう考えて、先生の話も聞こうとTELしたけど、授業に出てあったので、

真ん中ちゃんから聞いた話を、伝言して欲しいとたのみました。

真ん中ちゃんは、すごく怒っています。

やっと先生と話せるようになってきて、修学旅行から一週間たったばかりなのに。


どうなるんだろうか…。
帰してもらえないから、もう二度と学校には行かないと言っています。