「ルサンチマン」の世紀 | torajiro 隠れ部屋

 

世界中はルサンチマンだらけ…

 

爺さんは暖かい小便ちびって寝てろ!だって?

最近「X」で俳諧教室を開いたという俳句の先生が嘆いておられました。

いわゆる「クソリブ」の嵐。

最初にマトモに反応したのが不味かったようで、相手を面白がらせてしまったのが失敗のようです。

見ず知らずの相手より無礼千万なるコメントが殺到し、1ヶ月足らずで閉鎖されたという。

 

しかし「暖かい小便ちびって寝てろ!」に関しては私も同意見。

権威ぶった上から目線が勘に触るのだよ。(爆)

 

ルサンチマン (仏: ressentiment) とは何ぞ…

弱者が敵わない強者に対して内面に抱く、「憤り・怨恨・憎悪・非難・嫉妬」といった感情をいう。

元々は二ーチェの著作によるもので、弱い自分は「善」であり、強者は「悪」だというキリスト教的価値観を排除する「価値の転倒」の思想を指します。

 

ルサンチマンが己と上位との比較であるのに対し。下位との比較のことをシャーデンフロイデ(独:Schadenfreude)と呼ぶそうな。

こちらは「人の不幸は蜜より甘い」という意味になりますね。

 

ゴーマニズムとは一人心静かに思うべきもの。

口に出せば思い上がりのただのバカ。

 

ルサンチマンの実例…

褒め言葉は、嫉妬という心理状態によって常に揶揄や中傷へと変換することができます。

たとえば、お金持ちならば守銭奴。勉強がよくできれば点取り虫、ガリ勉。

スポーツマンなら体育会系カラッポ頭。

美男美女ならばあらぬ噂をでっち上げられる羽目となる。

SNSの世界では犯罪加害者よりは、立場の弱い被害者の方が責めを負う。

被害を種に金儲けを企んでいるかのような「被害者ビジネス」という言葉。とても許されるものではありません。

 

こういうのは大阪万博でやるべきだ。千客万来疑いなし。

殺され役は決まってるじゃないか。(^^;

 

熊を殺すな! 戦うなら素手で生け捕りに…

という意見もルサンチマンの好例でありましょう。

これはもはやアスペルガー症候群、発達障がいの一つ。

社会性・コミュニケーション・想像力・共感性・イメージすることの障がい、こだわりの強さ、感覚の過敏などを特徴とするという。

 

 

インテリダメ男を演じたら当代一流、それが稲垣吾郎…

トラジロー、今の気分はさながら「風よあらしよ」の「辻潤(つじじゅん)」。

ルサンチマンとは真反対の男であります。

「本当は俺は、一人で尺八でも吹いて放浪したいんだ。自分以外の価値を否定する生き方がしたい。それが本来、人間のあるべき姿なんだ」

まったく異議なし、よくぞ申された。

 

私もまた、ろくでもない国日本を離れ、永住権取得は無理なもののオーストラリアにて余生を過ごそうと心に決めていた。

そこに降ってわいた、我が社スタッフイスラエル娘の軍召喚の危機。

これを機に、社の外国人諸君と今まで社交上タブーとしていた本音を語り合うことが出来たのは大きな収穫でありました。

人間一人一人を見るならみんな良い人ばかりです。

 

しかし、国家や宗教が絡んでくると様相がガラリと変わる。

 

憧れとしていた西欧文化に大きな幻滅を覚えたのでありますが、考えてみりゃ当たり前のはなし。

みなさんそれが嫌だから万事いい加減人任せの日本で暮らしてるわけだもんね。(^^;

 

 

イスラエル嬢のマスコット…

ニューヨークの漫画家Nick Bruel の"Bad Kitty"の縫いぐるみです。

日本のキティの後輩ですが、キティは猫じゃなくてこちらは猫。

シドニーの牧場で家畜たちの赤ちゃんの子守り役として住み着いていて、イスラエル嬢に大変懐いていた黒猫にそっくり。

空港で買い求めて以来肌身離さず持ち歩いております。

 

私はといえば。先月いったん帰国したもののすぐにオーストラリアに逆戻り。

もちろん社用の事業開拓ではありますが、今度はニュージーランド、シンガポールなどを転々と渡り歩き。

しばらくは日本で過ごして、年末にまたオーストラリアに戻る予定です。

 

リンク:『風よ あらしよ 劇場版』

吉高由里子主演のNHKドラマを映画化、女性解放運動家・伊藤野枝の生涯を描く。

愛しの野枝さんをアナキスト「大杉栄」に取られてしまうという、悲劇の無責任男「辻潤」。

これで吾郎ちゃんファンになってしまいました。(^^;