この記事を読んで、国にとって何が大事か⁉ということを考えてみました。

 

 国が将来的に健全に成長していくためには

 国民の”健康”や若い世代の”教育”が必要なのは言うまでもありません。

 

⦅スロヴァキアについて⦆

 議会制共和国

 スロヴァキアの人口は545万人(2019)

 面積は49,037平方キロメートルで日本の約7分の1です。

 一人当たりGDP(2022)21,263US$ (日本の約62%)

 国民負担率(2020)49.2%(税27.4% 社会保障21.8%)

(日本は47.9% 税28.2% 社会保障19.8%)

 ※ 日本とほとんど変わらない

 

《今までの日米関係の歴史》

 「お金の流れでわかる日米関係(著者:大村大次郎)」によると、

 驚くべきことに、

(バブルが崩壊した)1990年の日本政府は赤字国債の発行ゼロで財政の健全化を達成していた。

 米国は1980年代(ベトナム戦争の戦費等による財政赤字等による)は高インフレに悩まされており、日本は大幅な貿易黒字で日本の企業がNYのロックフェラー・センター等を買い漁っていたことが問題になった。

 それに対して、米国は1989~92年「日米構造協議」で日本に次の要求を押し付けた。

① 日本の貯蓄、投資バランスを改善するために、政府が大規模な投資を行うこと

 → それから10年間で630兆円の公共投資(無駄なものが多く、利権の温床になった)

② 大規模店舗法など流通制度を見直すこと

 → 地方商店街がシャッター通りへ

③ 土地政策を改善すること

 → バブル崩壊のきっかけとなった。

 

 1989年  ベルリンの壁崩壊(東西冷戦終了)

 1990年代 米国の金融革命 ~金融工学+IT 

                         マネタリズム   グローバル金融経済

       金融ビッグバン 

                        高インフレから超低金利時代へ

       米国経済(覇権)の復活

 

 日本はバブル崩壊後、金融危機 → 公的資金投入     米国の金融機関の食い物にされた

 日本は米国国債を大量に買わされた。

    日本は失われた30年

    ~名目・実質賃金ともに、ほとんど増えていない。

2013年~アベノミクスによる異次元量的金融緩和開始

 2024年に入り、やっと、マイナス金利解除

 日本の借金は国債発行残高1,068兆円(2023年度末)     日本の対外純資産額 418兆円(世界一)

 家計の金融資産(2023.9月末)2121兆円

 

日本の予算について 総額 約112兆円

 〇歳出 うち国債費24.1% 社会保障費33.7% 

                                          文教及び科学振興費4.9%

 〇歳入 うち特例国債25.3% 建設国債5.9% 

                    税収52.5%

 

 日本の高齢化率は近いうちに全人口の30%に。すでに超高齢社会(21%以上)

 人類が初めて経験する超高齢社会という難題に直面しています。

 日本の平均年齢(2022)48.7才(世界3位)

 来年ですべての団塊の世代が75才になります。

    年金給付はすでに最高、これからは医療費、介護費も増大します。新成人がさほど増えないので、生産年齢人口は減る一方です。

 高齢者の増大に労働力不足。

    ”経済成長”は人口増と労働生産性の和。

 

 日本の経済はバブル崩壊後、”失われた30年”を経験しました。

 バブル前と今を比べると、器は変わらず、一見同じように見えるけど、少し掘ると借金でかさ上げされているみたいかな⁉️  金融経済って、こういうこと❓️

 実体は少ないのに... そして、いつものように政治は将来世代に借金・問題を先送り...

    ステルス値上げというのに似ています。値段は同じでも、以前はハムが5枚あったのが、3枚しかない(笑

 2013年からアベノミクスによる、異次元緩和の結果、国民の生活は楽になるどころか、格差は広がり、資産インフレと円安も重なり、庶民は賃金が上がらず、毎月のように値上げラッシュに耐え忍ぶ生活。政府が経済界に賃上げ要請❓❓❓

 今月、何とかマイナス金利解除するも、影響は少なく、逆にまた円安が進む結果に(笑

 

 これほど長い間、お金を垂れ流しても効果はないのだから、まずは、潔く”失敗”を認め、早めにリセットなり、大幅な方針転換をするべきです。(影響が大きすぎて、できないのかも?副作用が大きい?)

 

 全述のとおり、日本の将来を考えると、大胆に移民を受け入れ人手不足を補うとか、DXにより大幅に人員削減し、生産性を改善させるとかがない限り成長していくのは難しいと思われます。

 

 このままでは、借金を返す手立てがなく、大切な家計の金融資産が政府に取り上げられるか、若い世代の将来に莫大な借金を押し付けるかのいずれかになるのでは?

 両方かも⁉️

 

 最後に私の望まれる日本社会の”夢のカタチ”

           について述べます❣❣❣

 

◎日本に必要なこと

「グローバルスタンダードに学ぶ」

「世界のいいところを学ぶことからはじめる」 

「規制緩和と税制改革」

「海外からの人やモノ、お金が

                                       入ってきやすい環境づくり」

「日本の社会の非効率的で不合理なところを改善する」

 

脱成長という選択

 日本人の”もったいない精神”を大切に。失くしかけている ”強み”、”美徳”

 企業や家計のコストを徹底的に減らす。

    脱炭素により環境コストを失くす。

 既存の社会インフラを有効利用・改修する。

〇エネルギー革命(脱炭素)

〇シェアリング・サーキュラーエコノミー

〇食品や薬のロスを減らす~あらゆる浪費・ムダの削減

〇贅沢品の課税  

〇公的保険、必要最低限の給付(効率化、適正化)  

〇価値観の変革 ワークシェアリング

        高収入より心の豊かさ

        高齢者から若い世代への資産移転 

 

 誤解されると困るので、一言付け加えますと、

 私は”成長”を否定している訳ではありません。

 人間にとって大事なのは、前向きな向上心や競争原理だと思っています。

 脱成長とはマクロ経済での”GDPの脱成長”という意味です。

 私の考えの礎は、

持続可能な社会 ~ 脱炭素地球温暖温暖化対策、エネルギー安全保障

近代経済学(ミクロ)家計・企業の効用の最大化資源の有効活用(効率化)所得の最適な分配の実現

 ただし、それを数量という視点から人間性の視点、~競争原理、向上心、心の豊かさなどの思想を加えたもの

2020年~ (水瓶座)の時代の特徴 

                        個人・個性の尊重、自由、平等、協調

 

 

 

 最後に、政治の話です。

 この際、派閥だけでなく、自民党をぶち壊し、超党派の議員で新政府を作るというのはどうでしょうか!?

 

 ただ、気になるのは、昔の民主党には期待感をかなり持ちましたが、鳩〇や〇政権の体たらく。

 その時のことを知っている人の中で、自民党を積極的に支持する訳ではないけど、野党には任せられないと思っている人が多いのではないでしょうか!?