人間は本来の自然な状態では、自分が一番好きである。

大脳の成長過程で様々な経験を経て、段々と嫌いになっていく。

この嫌い具合には、個人差がある。

 

生存戦略として、ヒトは他人からどう見られているかを気にする。

仲間はずれや、攻撃をされないために自分を客観視することは、重要な大脳の働きである。

しかし、この他人の目を気にする態度が行き過ぎると、自己犠牲の思想におちいりやすい。

つまり、自分の好きを犠牲にして、他者のために尽くすことが尊いという思想に行き着く。

 

立派な人間や、善い人、偉人になりたいというのは、他人から見てどういう人になりたいかという視点からくるものである。

これが犠牲という自殺思考におちいりやすい。

 

創造的な活動は、自分の好きな事をいかに邪魔しないかで、パフォーマンスが向上する。

 

人間は、自分や自分の好きな人のためなら頑張れる。

 

好きを追求することは、自分を追求することでもある。

 

これまで先人たちが無数の苦しみを味わい、現代の我々のために犠牲となってくれた。

この苦しみを水の泡にしないためにも、我々は先人たちの苦しみから学び、自分たちを生き生きと輝かせる方法を探っていかなければならない。