「しずめる」と「押さえつける」のは違う。
しずめるとは、エネルギーを逃がす事で、高速回転した状態から、徐々に回転スピードを落としていくことである。
押さえつけるとは、エネルギー源の火種を残したままフタをして、表面上は無くなったことにすることである。
我々は物事に熱中すると、狂ったように活動し続ける。
この狂った状態が至福の瞬間でもある。
日本の伝統芸能などは、重力に逆らわない方向にエネルギーを向ける傾向が強い。
表面上静的に見えるのは、このためである。
しかし、現代人は、この「しずめる」ことと「押さえつける」こととを混同しているきらいがある。
日本人は、もっと、きちがいになってもいいよ。