いつもお世話になっております。 SANTAです。 前回は息子の話でした。 前回の通り、私はなぜ生かされていたのかの意味がわからな くなりました。 やはり偶然だったのかなって。 しかし、子供の死というのは壮絶で、一番ダメージが大きか ったのは妻の方でした。 その妻の一言が新しい道を作りました。 今日は息子の死後の夫婦の話です。 私は男として生を受け今まで生きてきたので子供を自分で産 んだことは一度もありません。 当たり前ですが・・・笑 ですが、男性の方には知って欲しいのですが、女の人ってス ゴイんですよ(^-^) 何がすごいって、子供を産めるんです。 父親になった人はきっとわかるかと思うのですが、男親は生 まれるまでの実感は浅く、生まれてから急に父親になるケー スが多いかと思います。(違う方はごめんなさい。少なくと も私はそうでした。) しかし、女性はお腹に生を受けた時点から母親なんです。 だから、男の人より十月十日早く親になってるんですね。 だから、苦しさも共に乗り越え出産することもできるし、寝 不足で夜泣きに付き合っていても深い愛で包んであげること ができる。 しかし、そんな長く一緒に頑張ってきた家族だからこそ失っ た時の喪失感は私には計り知れぬものでした。 息子の死後、会社では店舗責任者という立場ではありました が、有給を全て使い妻のそばにいました。 毎日ただただ家にいて泣いていても何も始まらないので、気 分転換に出かけてみたり、ストレス解消の為にランニングを してみたり、 日々涙を流す妻を笑顔にすることを考えてましたが、ここで も私は無力でした。 しかし2度ほど有給の意味があったと思った事があります。 朝起きると妻の姿がなく、飛び起きてリビングに行くと息子 の遺骨と包丁を持った妻の姿がありました。 自殺することはなかったかもしれませんが、それ位に心が病 んでいたことは間違いありませんでした。 全ては時が解決してくれる。 そう願いを込めて、生きる意味→育てる と言う事で 私の有給がなくなる直前に妻の好きな動物の猫を飼いました ペットショップにいったら、飼う予定の猫の隣のゲージの猫 が懐っこくて離れないので両方飼う羽目になりました 笑 今はその隣のゲージにいた方の猫しかいませんが(本命の方の 猫は他界してしまいました) 私はこの2匹のお猫様に頭が上がりません。 私が仕事に行っていた時に妻の命を繋げてくれた恩人(恩猫? )だからです。 そして仕事に戻ることになった私の体に異常が現れたのです。 後編に続く。