透き通る美しい高音で多くの人を惹きつける、中国人歌手の周深(ジョウ・シェン)。
周深の歌声は、「天使にキスされたような歌声」と形容され、クラシックとポップス両方の技術を融合した表現力が特徴です。
結論から言いますと、周深は男性歌手ですが、中世的なビジュアルと声の印象から女性だと勘違いされることも少なくありません。
私も、ドラマのOSTで初めて彼の曲に出会ったのですが、声だけ聞いて女性歌手だと思って検索したら男性が出てきて軽く混乱しました。
日本でもピコや小泉恒平など、ハイトーンボイスの歌手がいますが、周深の歌声は、自然体で無理がなく一線を画す歌声だと感じます。

中国人歌手・周深ってどんな人?
中国名:周深(ジョウ・シェン)
出身地:湖南省生まれ、貴州省育ち
生年月日:1992年9月29日
星座:天秤座
血型:O型
身長:161 cm
学歴:Lviv National Musical Academy(ウクライナ国立リヴィウ音楽院)
周深が広く知られるようになったきっかけは、2014年に放送された中国の新人発掘オーディション番組「中国好声音 第3季(The Voice of China 3)」への出演です。
「女性では?」と勘違いされるほどの唯一無二の歌声で強烈な印象を残しました。
さらに、2016年に、アニメ映画『大魚海棠』の主題歌「大魚」を担当。
初めて聴いたとき、「どう考えても女性ボーカルでしょ」と思った人はかなり多いはず。
この曲をきっかけに、「歌声を聴いただけで誰かわかる歌手」として一気に国民的歌手となりました。
2018年以降は、特に中国ドラマ・アニメ・映画のOST(主題歌・挿入歌)で多数起用され、圧倒的な存在感を放っています。
日本の『千と千尋の神隠し』や新海誠監督の『スズメの戸締り』の中国版主題歌も実は彼が担当しています。
女性っぽい歌声で知られる周深ですが、その表現のバリエーションは非常に豊かです。
MISIAと共演した「歌手·当打之年」では、中国で有名なボカロ曲「达拉崩吧(ダラボンバ)」を披露し、少年、国王、ドラゴン、ナレーションなど全部で6人の声を周深さんが一人で歌いわけています。
「ヘドウィグのテーマ」(「ハリー・ポッター」より)や中国で大ヒットした日本のボカロ曲「極楽浄土」をミックスした圧巻のステージは世界中で大きな話題を呼びました。
単にうまいというだけでなく、声を自在に操る高度なテクニックも兼ね備えているんです。
そんな、周深、今では唯一無二の歌声と称される存在ですが、そこに至るまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。
デビューまでの険しい道のり
幼い頃から歌うことが大好きだった周深は、小学校の音楽の先生に才能を見出され、その勧めで合唱団に入団します。しかしその一方で、両親からは「見た目が良くないから音楽の道には進めない」と言われ、さらに声変わりの時期になっても男らしい声にならなかったことで、クラスメートから「ニューハーフ」などとからかわれる辛い経験を重ねていきました。
その結果、歌手になりたいという夢を周囲に打ち明けることができなくなり、次第に夢をあきらめるようになったそうです。
それでも17歳のとき、「卡布叻」という名前で、中国の大手ライブ配信サイトYYにて歌唱配信を開始し、その歌声は大きな反響を呼び、「女神」とまで称される存在になります。ところが、顔出しした途端「騙された」と感じた一部の視聴者から、またもや心ない言葉を浴びせられたそうです。
受験にも失敗し、家族の勧めでウクライナの大学医学部へ進学しますが、1年で退学しウクライナの音楽院に編入。在学中、過度なトレーニングの結果、声帯結節を患い一時は歌えなくなりましたが、針治療や中医学による治療を受けて回復。
その後、ウクライナ人で功績のある歌手に弟子入りし、ベルカント唱法を習得。在学中に「中国好声音 第3季(The Voice of China3)」に出演し中国で歌手としてデビューをしました。

中国好声音の出演も、YYの時に受けた非難がトラウマとなり2度断ったそうですが、何度も寄せられる熱意ある誘いに心を動かされ、最終的に参加を決意をしたそうです。
天性の美しい声を持ちながらも、挫折や恐れから逃げず、並々ならぬ努力を重ねて成功を掴んだ――まさにその歩みが、今の唯一無二の歌声を形づくっているのですね。
周深のおすすめ動画
人気オンラインゲーム『龍之谷2 (Dragon Nest 2)』のテーマソングとして2020年にリリースされた楽曲です。
映画「ラ・ラ・ランド」の「City Of Stars」をミカさんと歌っています。終盤のダンスシーンも必見です。
ドラマ「花間令」のエンディング&挿入歌。こちらも、周深を知らない人が聞いたら多分女性だと勘違いすると思う曲の一つ。
映画「グレイテスト・ショーマン」の劇中歌「Never Enough」を歌っています。
好きすぎて何回も聴いてる。元の曲が神なんだけど、これは生で聴いたら絶対泣く。
興味を持ったら聴いてみてください〜



