今日も私を大きく変えた小さな事件の続きです。

青々しいヤングあるが、
10年前に書いたものをそのまま載せています。

今回から読んだ人は1回目から読んでね。
(読むにはこちらをクリック!

ではどうぞ☆

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2001.11.4

みなさま、こんにちは。
昨日からクライマックスの部分なので、少し慎重になっています。

全部書いてあったのですが、順序を入れ替えたり、
一部を削って次号にまわしたり、新しく追記したりしました。

他人から見たら

「この程度のことで雷に打たれたとか言うな。
こんなことみんな知っているんだよ」

ということなのかなあ、
などとも思ったりしてしまいましたが、

「私にとっては性格も考え方も変わる気付きだったのは
本当なのだから仕方がない」

と言い聞かせ、発行しています。

この雷の内容がたとえ何人かにでも伝わってくれたとしたら、
これ以上の喜びはありません。


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けんかをやめて~♪
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塀沿いの道で気分が高揚して、
イマジネーションが自由にどこまでも広がっていったとき、
世界中の戦争、紛争、民族間の対立などが解消していくイメージが
パーッと広がりました。

対立を解消する唯一の方法、
というか方向性のようなものが見えた気がしたのです。

もちろん、素にかえって現実的、具体的に考え出してしまうと
また気が遠くなるほどの難しさに直面するわけですが、
本当に解決に向かうための「気の持ちよう」のようなものを
手に入れた気がしたのです。

この事件ではっきり悟ったこと。

「けんかをしてはいけない」「対立してはいけない」
(ただし、融合を目指す過程の「けんか」はあり)

つまり、
「お互いが、自分だけが正しいと思いこみ、
相手に間違いを認めさせようとし合う」
ことは、
腕ずくの理論で認めさせることはできるかもしれませんが、
根本から分かり合うことは絶対できません。

特に、協力するべきところでの潰し合いは、
双方にとって自滅行為だと思います。

そして、どんな場合でも、
協力が必要ない時など果たしてあるのでしょうか?

協力するよりしない方がいい時など存在するでしょうか?

また、大事なのは、

「潰そう、消そう、やめさせよう」とすると、
その相手が「潰されてたまるか」とますます強くなる
こと。

どんどん強大になっていきます。

例えはおかしいかもしれませんが、
怪獣が現れると、ウルトラマンも同じ大きさになって戦いますよね。(笑)

怪獣が現れなければ、ウルトラマンは大きくなりません。
必要がないからです。

バルタン星人がさらに倍の大きさになったら
きっとウルトラマンもさらに倍になって戦うでしょう。

それが十分わかっていると、相手に伝えるための
効果的な態度はどうなのか、ということが
なんとなくわかるようになって来ました。


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正しいクレーマーになる
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これはもちろん、ぼったくりを許せ、ということではありません。

現にこの悟りの後でも、
不動産屋の大手チェーンとのトラブルが起き、
本社にまで電話し、

「返金されないのはこうこうこういう理由でおかしい。
それでは仕方ありません。
都庁の住宅局不動産業指導部指導課に連絡させてもらいます」

と言って、返金してもらったこともあります。
(そう言った時点で平謝りされ、返金してくれました)

むしろ、自分の立場、意見だけを肥大させるのではなく、
少し上から、相手を自分を「等距離」に捉える
ことで、
余計「ツッコミどころ」がくっきり見えてきます。

その不動産のトラブルの際も、理詰めで話しながらも
私は相手を敵とみなさず、

「この人の立場ではこう言うしかないんだなあ」

と思いながら、理解を忘れないように話をしていました。
もちろん要所要所は締めながら。

自分のとる行動の選択肢もだいぶ増えていました。
たとえばたまには泣きつく、とか。(笑)

すると、相手も柔軟になる余裕が出来て、
こちらの話を聞いてくれるのです。

心の「逃げ道」を残しておいてあげると、本当にスムーズに行きます。

そして最後は、

「お互い大変でしたね。お疲れ様でした。
ほんと、すいませんでした」

と笑って言い合えました。

結局そこの店長も、雇われている立場ですから、
板ばさみで辛かったのです。

自分をすら、相手と等距離に、
少し高いところから見るという風にすると、
言うべきことだけを冷静に言えるようになります。

感情的・攻撃的になると、
自分も相手も「防御しなきゃ」と固く固く身構えてしまい、
本当にこじれます。
そして後々までいやな思いが残ります。


なおかつ、自分を突き放して見る方が、
「言いたいことを言えなかった」ということもなくなります。
他人事のように、淡々とした精神状態になれるからです。

「どうしてあそこも壊れているって言えなかったんだろう」
「すでに2000円払ってるっていうのも言った方がよかったかなあ」
ということも減ると思います。

「さっきのあの話し方はなんですか!」
などという感情の絡むことは言わなくても済むかもしれません。

お金だけ返してもらうとか、品物を交換してもらうということで
気が済むかもしれません。

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「けんかをやめて~♪」は完全年バレフレーズですな。(笑)

また、今読むと、
> (ただし、融合を目指す過程の「けんか」はあり)
の部分が、これだけだとあいまいでちょっと分かりづらいですね。
なんとなく言いたいことはわかりますが。

そして「都庁の住宅局不動産業指導部指導課」というのは、
他の不動産屋さんに教えてもらったんです。

都内の不動産屋さんへの指導はそこが行うそうで、
なにか不正なことがあったときは、泣き寝入らず、
「都庁の住宅局不動産業指導部指導課に言ってみます」
と言うと、きちんと対応してくれるそうですよ。
もしかしたら今は違う名称かもしれませんが・・・。

メルマガでは最終回だったのですが、長かったので、次回と分けました。
次回が最終回になります。

ではまた明日!