過去記事にも書いてますが

どういうわけか劇化の際にスルーされてしまうけれど

原作にはフェルゼンがめちゃ男前な名場面があります

 

よく知られているのは、

アンドレが不可抗力に近いポカミスでアントワネットを怪我させた事件の時、

命がけでアンドレを庇ったオスカルに、アンドレは命をかけてオスカルを守ろうと誓うエピソードですね

フェルゼンもオスカルに加勢して命がけでアンドレを庇うんですよ

まあこういうフェルゼンに、オスカルも貴公子らしいただのイケメンじゃなくて男らしいんだと思っちゃったんだろうし、アンドレもただの貴族の優男でなくて、友人の従者である自分のことを救おうとしてくれたフェルゼンに一目置いてるんだろうけれど

 

それに続き、アントワネットと初めて愛を告白し合う場面。

少女マンガらしく、キスだけです。それで十分。

人妻といえど、まだ処女のアントワネット。(それでめちゃくちゃ国中にバカにされて彼女は屈辱に耐えかねていたんだろうね/そういうのは少女マンガなのでライト表現)独身の若い男であるフェルゼン。止まらない想いはわかる。アントワネットがポリニャック夫人に相談すると「みんな隠れた恋人がいて心が癒されてる」みたいなこと言うもんだから、アントワネットは恋心を抑えられない。でフェルゼンはアントワネットのために国外に。

 

 その後アメリカ独立戦争に従軍したりして、数多の縁談も断りまくり、有名な「私がその人のものになりたい、唯一人の女性と私は結婚できないから私は結婚しない」と妹に書き送ったその通り一生独身でした。

 

スウェーデンの名家出身であったフェルゼンは軍での地位も高く、フランス駐留隊の指揮をとっていました

 

貴族のものとわかる馬車でパリに出かけてしまったオスカルとアンドレは暴漢に襲われ半殺しの目に

隊を率いて通りかかったフェルゼンは襲われたオスカルを暴徒たちから助け出します。

しかし暴徒らのもとに戻ろうとするオスカルの「私のアンドレ」の言葉に、まだオスカル自身さえ気づいていなかった彼女の心の真実に気づき、フェルゼンはアンドレを助けるために暴徒のもとに戻ります。

暴徒の気を引くために名乗りを上げます

フェルゼンの名を聞いた暴徒は王妃の愛人だとフェルゼンに襲いかかります。

それはフェルゼンにとって屈辱的な汚名に晒されることでもありました。

それでも無二の友の想い人を救うため自ら囮になることのほうがフェルゼンのは大事な事でした。

なんて男らしく良い人なんでしょう

だからオスカル様も惚れたんですよ。

オスカル様の初恋の人にふさわしい素敵な人ですよね

 

そしてグッズなどにも採用されているフェルゼンが最高に王子様な場面

 

バスティーユ陥落翌日から、ポリニャック夫人や王弟殿下をはじめとする主だった貴族たちは亡命を決め込み、

アントワネットは全てに見捨てられたと孤独を感じながら庭園に一人佇んでいます。

物音のする方をふと見ると懐かしい人が立っています。

アントワネットは夢を見ているのではと思いながら、その愛しい人に、全ての人が私を見捨てて行くときに戻ってくるなんてあなたは馬鹿だとなじります。

フェルゼンがこの時に言う

「ともに死ぬために戻ってまいりました。あなたの忠実なナイトにどうぞお手を」

はこんな胸キュンなセリフってある????

歴代フェルゼンに言って欲しいわ(ツバメのぞく)萌死するわ

他の間抜けなシーンなくてもこれは必要でしょ

壮フェルゼンが「もしかして君は僕を…?」と言った時もその貴公子ぶりに倒れそうになりましたが、ホントはこっちを言って欲しかった。

王妃様も、この時は恋する一人の愛らしい女よね〜

 

アンドレを暴徒から救うところと革命後に戻ってくるところはなんでヅカに限らず劇化でスルーされるんでしょう

超かっこいいのに、みんなこういうのを見たいのに

謎でしかない