これが今回の映画の実際に動いているキャラの顔ですが

20代の王妃になったあとのアントワネットと近衛隊長になったあとのオスカルと思われます

ひと目でそれとわかりますので私には良いキャラクターデザインにかんじました

恐らく理代子先生の原画を動かしやすく、若年から30代までを自然に大人にしていったものと思われます。

公開されている動画は10代のもの中心で、

 

 

こちら↓の原画に描かれている二人に寄せているように感じました。

こちらの原画は絵柄からみて連載後半か終了後に描き下ろされた10代のオスカルとアントワネットですね

 

昭和のTVアニメのエンディングに使用された「止め絵」がこちら↓

この画像はTVアニメの紹介で一番使われています。

開始当初は幼い視聴者に配慮して愛らしいキャラクターでした。

この顔でザ30代の田島さんの声ですから絵のオスカルより幼かった私がおばさんと思っても仕方ないです。

 

これも開始当初に予定されていたものに近いようです

おそらく止め絵に使われたものでしょう

前半の不評にスタッフがギブアップしたという噂があったのですが

後半、当時人気になったアニメ宝島の出崎監督が起用され

絵柄もストーリーもマッチョにまっしぐら(笑)

 

絵は宝島になっちゃうし

オスカルは平民を恋したことから革命思想に感化されていくという

男が主導して女は変わるはずという植田駄本どころではない展開に

 

その上、アンドレとオスカルの絶命の仕方の雑なこと!

原作では視力を失ったアンドレは、咳き込むオスカルを狙う敵の銃をかまえるカチャという音に思わず身を乗り出し撃たれます。オスカルを案じる故の行動から撃たれるのです。

それがTVアニメではただ流れ弾にあたって死にます。(ヅカのゾンビみたいなアンドレの死に際だってオスカルを案じてるのに)

それも両目開けて。アンドレは片目じゃなくちゃいけない(原作に片目ぐらいお前のため(ならと言うアンドレの言葉にオスカルがショックを受ける場面があるから)と思っている原作が先の世代には謎過ぎる死に方

それ以上にオスカルが白旗を見ずに「アデュー」と呟いて死にます

フランス万歳は無しです。

信じられないんですが。

 

当時翌日登校して何じゃありゃとケンケンガクガク。

そしたら友人が

「ま、今宵一夜(友人はベッドシーンと言った)があれじゃあね。昨日のも驚かない、あーなるさ」

 今宵一夜は野外で全裸でしたし...(男子にやーい青○と言われるのが嫌だった)

 

デリカシーがないのにもほどがある。(特に死に方)

ラストアランが畑耕してたと知人から聞いた理代子先生はそりゃないぜと思い続編を書いたそうで(アランには軍人として全うしてほしかったそうです。先生ってすごくロマンチストなんだと知りました)

 

私より若い世代は原作よりアニメが先という人もあると思うので

愛着がある方も多くあると思うのですが、

ベルサイユのばらという題名なのですからここは譲れないという原作への思いもご理解いただきたいです。

 

アニメを絶賛する方も多いので(私はフランス万歳がないだけで嫌)反論があったらうかがいたいです

でもそういう方原作読んでない人がほとんどなんですよね

まるで原作読まずに風共語る輩や漫画しか読んでなくて源氏語る人と似てます。

ちなみに大和先生はあさきのアニメ化で揉めたそうでその監督はベルばらと同じ出崎氏です。

「女が演じたほうが顔小さくていい」とおっしゃっているような先生に、マッチョでゴツゴツはダメですよ。