東北地方への移住で気になるのが寒さです。寒さが厳しいことで知られる東北地方ですが、東北地方の住民は都心とは異なる方法で寒さを凌いでいます。



寒さ対策として一番に思い浮かぶのが暖房ですが、東北地方には一風変わった暖房設備があります。それが「灯油タンク」です。室内が一番暖まりやすいと言われる石油ストーブですが、灯油を保管しておくのは嵩張りますし、すぐになくなってしまう灯油をいちいち足すのはとても面倒です。雪国では、ストーブに自動的に灯油を追加してくれる灯油タンクが主流となっているのです。一軒家では一家に一台灯油タンクがあり、集合住宅では、集合タンクがあります。石油屋さんに頼んでおけば、不在時でもタンクに石油を補充してくれます。



また東北地方でよく見かけるのが、ドアが二重になっている「風除室」です。冷たい外気が部屋の中に直接入ってこないように小部屋を作っているのです。窓は二重サッシが当たり前で、結露防止や防音効果もあるので一石二鳥です。さらに、豪雪地帯では、高く積もった雪が落ちないように「無落雪」と呼ばれる平らな屋根が主流になっています。最近では、雪を溶かす熱線が入っている屋根もあるため、移住民にとって一番の心配である雪おろしもあまり手間がかからなくて済むでしょう。



もう一つ東北地方に移住してびっくりするのが、「水抜き」です。氷点下5度以下の予報が出ている時には、外出時に水道の水を全て抜く必要があります。そうしないと水道管が凍ってしまい、水を使えなくなってしまうためです。最初は皆大変な思いをするため、東北移住の際は覚えておくと良いでしょう。

IターンやUターン、あるいは地方移住の候補地として人気を集めているのが東北地方です。その背景として、移住に適した条件が整っているという点が挙げられるでしょう。



例えば、「子育て支援が充実している」というポイントがあります。多くの自治体では、小さな子どもを持つ夫婦を積極的に誘致しており、そのための補助金制度や優待制度を数多く準備しています。出産一時金や育児支援金を提供しているケースも珍しくありません。



移住に伴って転職をする人をサポートするため、就業支援を積極的に行う自治体も増えています。こうした制度を活用して、都会でのオフィスワークから心機一転農業に従事するようになったという人も少なくありません。移住から一定期間家賃補助を受けられるなど、多岐にわたる移住支援を受けられることから、移住先として東北地方がおすすめされているわけです。



「自然が多い」という点も地方移住の候補として東北エリアがおすすめされる理由です。東北地方は雄大な山々を始めとして豊かな自然に囲まれた環境なので、のびのびと子どもを育てたいという人たちから支持されています。夏はキャンプや海水浴などのアウトドアを満喫し、冬はウインタースポーツを思い切り楽しむということも可能です。



「首都圏へのアクセスが意外と良い」という点も東北地方の強みです。東北新幹線を使えば、秋田からでも3時間余りで東京へ行くことができます。東北自動車道や飛行機など、首都圏と繋がる交通網が充実しているので、リモートワークをしていて時折首都圏へいかなければならないという人たちからも好評です。なおアクセスの良さで選ぶなら、東北地方の中で最大の都市である仙台市を要する宮城県がおすすめ。宮城県は自動車道も交通機関も整っているため、どのエリアに住んでいても移動が苦にならないでしょう。宮城県での生活が気になる人はこちらもチェック⇒【東北地方の中心地『宮城県』で暮らそう!