今日の記事は、
残酷な場面がある。


だから、
苦手な人は 読まないでね。

m(_ _)m。




子供たちは、
秘密の基地を持つ。


高校時代、
大人が帰ったある施設が、

私たちの秘密基地だった。

鍵はコピーした。

(・ω・)



秘密基地で出会った、
その子は、

ゆうちゃんなら、
わかってくれるよね?

(・∀・)

が、
口癖だった。


そして、

エゴン・シーレのような、
絵を描いた。




私は、

その子の才能、素直な感性、
溢れる知識欲、

キラキラ光る瞳、全てに、
惹かれた。


そして、
その存在を 全力で守りたい、

そう思っていた。

(・ω・)


私は、
その子の家を知らない。

学校で、
どんな子なのかも、
知らない。


家族の話はしなかったけど、

無数の傷跡で、

その子も、

虐待を受けて育ったことは、
子供の私にもわかった。




家に居場所を持たない、
子供たち。

夜、

家にいなくても、
心配されない子供たち。

そんな、
子供たちの基地。

子供たちの時間。


読んだ本、感じたことは、

話しても話しても、
尽きることはなかった。


そして、
最後にあの子が聞く、

ゆうちゃんなら、
わかってくれるよね?

(・∀・)

その言葉が、好きだった。





ある日、

その子は、言った。

いつものように、
キラキラする瞳で。


今日ね。

妹と弟の飼ってる犬を、
殺してきたの。

すっごく、楽しかった!


ゆうちゃんなら、
わかってくれるよね?

(・∀・)


私は、
何も言えなかった。


その、
一瞬の表情を、

その子は、
見逃さなかったのだろう。


悲しい目に、変わった。


黙って、
静かに基地を出て、

もう私たちの前に現れることは、
なかった。


そして、

高校卒業後、
東京に行ったまま、

消えた。

文字通り、消えた。




お金を持たずに出て行った、
10代の子供が、

ひとりで生きていくことが、
出来たのか、

私には、わからない。

(・ω・)


あの時、

子供の私に、
何が出来たとも、

今、

大人の私が、
何か出来るとも思わない。


だけど、
最後まで、わかりたかった。

そんなの、
おこがましいって、
わかってる。


でも、

私の気持ちの中では真実だ。


幻想とか、共依存とか、
つまらない単語も聞きたくない。

だって私、
本、読んでるもん。

(笑)


沢山の、
裏切りもしてきたけど、

愛に理想を求める、
私もいる。

ただ、
それだけの話。


じゃあ、どうする?


それは、
これから、やって行く。

( ̄∀ ̄)




断捨離に出会って、
考えた。


もしかしたら、


私が見ていたのは、
その子の一面だけで、

私が守らなくても、
大丈夫で、


あの子は、

自分自身で居場所を作れる子、
だったのかもしれない、

って。
 

住民票や戸籍なんて、
なくても、

自分自身を、
存在の証明とし、

したたかに生きる力を持って、
いたのかもしれない、

って。


そうじゃなければ、

私じゃない誰かに、

本当の誰かに、
守られてるかもしれない、

って。


そうかもしれないし、
そうじゃないかもしれない。


断捨離は、

いつも私に、
可能性を見せてくれる。

(了)



続きは



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