長い一日

それは１０時過ぎ、ジョオーサマからの電話で始まりました。

「映画行くんじゃないの？」

え？そりゃあ行くって云ってはいたけど、でもそれ今日って云ってないよ～と思いつつ支度してジョオーサマの部屋へ行きました。

が、自分から誘っておいたわりにいつもどおりぶちぶちと愚痴こぼしながら支度してるので思わず「あのねぇ、映画見に行く支度してるんだから、どんな映画かしらとかでかけるのはひさしぶり、とかそういう話はできないの？愚痴が口癖になってるね」とズケズケと云ってしまいました。「またそんなガミガミ云って」みたいな反論はなかったから、ちょっとは心に響いたかな。

最寄り駅までタクシーで行って電車で二駅。駅からはすぐのコレットマーレ６階にあるブルク１３に『９０歳何がめでたい』を観に行ったのです。

お昼は同じフロアの飲食店でとることにしました。温かい麺が食べたいというジョオーサマのリクエストにこたえて入ったのがこちらのお店　蘭の拾撲　サイトはこちら→★　写真は案内された席から見える景色。見晴らしがよくてジョオーサマは喜んでいましたが、そのうち「まぶしい」と下をむいてしまいました。だからサングラス持ち歩けばって云ってるのに。今度は相棒（シルバーカー）に入れておこうね。

美味でした

柚子鶏肉麺を二人でシェアして焼き餃子も３つだったのでそれを頼んだのですがシェアして大正解。大きな器でくるのでとても一人前は食べられません。シェアしたおかげでスープまでしっかりいただくことができました。餃子のお肉が大きくてごろごろしているのにびっくり、食べ応えがありました。

そして映画館のソファーで時間をつぶして会場入り。入口と同じフロアでしかも階段のぼらない席にしましたからジョオーサマもラクだったかな。

映画はとっても面白かったです。一番ほぉ～と思ったのが唐沢寿明さん。いつもは何の役をやっても「唐沢寿明」にしか見えなかったのですが（個人的な感想です）、今回は「唐沢寿明」が消えて、役の人になってました。ヘアスタイルがいつもと違っていたから、かも知れません。

あ、これを云っちゃうとネタバレになるから云えないんだけど、木村多江さんの役も面白かったですね。そうつながるんだって感じで。

そして佐藤愛子先生役の草笛光子さん、最初のよれよれな姿から執筆し始めて活き活きしてくる変化が見事です。そしてでてくる愚痴がジョオーサマとおんなじで笑っちゃいました。あとでドヤ顔で「みんな９０すぎるとああなるのよ」と云われてしまいました（爆）先生の娘役がミキちゃん（真矢ミキさん）でした。

客席もやっぱり年配のかたが多かったですねぇ。お友達同士で観にいらしていたり、ひとりでいらしていたり。でかけるいいきっかけになるかも知れません。

そして映画終了後にムスメと合流、ムスメの買い物につきあうね、とジョオーサマには待っててもらっていたのですが、別れて間もなく「やっぱり帰るわ」と電話が。コレットマーレの出口のちょっとした座れるところにいたのですが、そこからタクシー乗り場が見えたので、帰る気になったようです。あわてて下りたのですが、客待ちのタクシーがいっぱいいたので待たずに乗れて帰ったようです。後に電話で帰宅を確認しました。わたし達が買い物に行くって云ったときに「帰る」って云えばタクシー乗り場まで付き添ったのに～。昨日は駅前広場でイベントしていて普段の桜木町より人出が多かったんですよ。

だけどそこから先が長かった～。ムスメもけっこうだらだらとあっちだこっちだとお店に吸い込まれるタイプでして、内心「ひ～」と思いつつわたしも最近このテのお店には入っていないので新鮮で、つきあううちにいつのまにかに荷物が増えておりました（爆）