父が倒れた今年の2月までは、実家に行く頻度は極端に少なかったんです。
父と母と弟の3人暮らし、私が行くと家事とかね。
やっぱり負担になるかなと思って。
3人の平和な暮らしを乱してはいけないと思って。
行くとしても、息子達を連れて日帰りでお昼ご飯だけ一緒にって感じでした。
だから思い出も、私の息子達が小さい頃の昔の思い出だけだったな。
子供が小さい時は、自分の実家とか泊まりに行く事が多かったからね。
父が倒れてからは頻繁に実家に泊まるようになった。
いつの間にこんなに年をとったの?
最近まで若々しかったじゃん、、、
いつまでも変わらない、そんな思いは甘かった。
現実を見ていなかった。
迷惑をかけたくないという思いは正しかったのか。
もっと頻繁に会うべきだったのか。
その答えが見つかる間もなく、父は他界してしまった。
父が亡くなり、弟が入院して、一人暮らしになった母。
私は週の半分は実家で過ごします。
今の母との思い出が増える。
一緒に行った場所、一緒にやった事、一緒に買った物、一緒に食べた物、2人の思い出が増える。
でも、記憶の中の母はもっと若かった。
だから戸惑う。
銀行のキャッシュカードの暗証番号を連続でミスしてロックをかけられた。
買い物に行っても、歩くスピードが考えられないほど遅い。
もぅ、車椅子に乗せたいと思うほどに。
でもね、思ったんだ。
父と母だったら、同じように出来ない事が増えて。
同じように歩くスピードが遅くなって。
同じ空間に生きていて、イライラしたりしないんだろうな。
母に対してイライラする自分が怖いです。
こんなに思い出が増え続けて。
優しく出来なかった事を悔やむだろう。
父みたいな大きな心で接してあげられなかった自分を責めるだろう。
旦那が自分の母と一緒にいたくないという理由が、なんとなく理解できました。
でも、母には私しかいないから。
ニッコリ過ごす、出来るだけ一緒に過ごす、それを大事にしたいです。
やっぱりお母さんは大好きだから。
押してもらえると更新の励みになります
↓↓↓
こっちも押してね♡
↓↓↓