大好きな大衆演劇でも、渋い着流しで、最後肉襦袢になって舞踊の中で踊られる
男気を感じるたまらない舞踊で、すごく好きな舞踊
舞踊だけもたまらないこの「人生劇場」を初めてお芝居で観た
もう言葉にならないぐらいの見事さで、男気のある痺れるカッコ良さが描かれていて、最初から最後まで釘付け
恋川純さんと、恋川純弥さんのお芝居のうまさは、本当にホンマもんだと再認識した
飛車角と吉良常の渋いカッコいい男をこれほど魅力的に演じられる役者さんは、そうそういないと思う
昼夜役替えで、純さん、純弥さん、それぞれが演じる飛車角と吉良常を堪能できる贅沢な一日だった
お昼の部は、飛車角に、恋川純さん。
その女房おとよに、鈴川かれんさん。
かれんさんがまた抜群にうまい
飛車角は、ヤクザであったけれど、女房と堅気として平穏に暮らしていた。
しかし、お世話になった親分の為に再びドスを握る。
おとよも、ずっと待っています、と泣く泣く身支度を手伝い、送り出す。
この場面がたまらなくいい
夫婦の情感がこの身支度の情景に現れていて、ジーーンとくる
そして、思いを果たした後、逃げ込んだのが、ヤクザの吉良常の家。
昼の部は、この吉良常の役に恋川純弥さん。
ヤクザではあってもとても品がある、懐の厚いヤクザが純弥さんに、ぴったり
自主していく飛車角は、吉良常に、恋女房への伝言を頼むでいく。
待っていてくれ、と。
5年の間、人のそれぞれの人生は思わぬ方向に‥
恋川千弥さんもうまい。
四人の東映の方が入る殺陣は、本当に緊迫した場面を作り上げて、これ以上ない迫力
恋川純さんと、恋川純弥さんのキレのある素晴らしい立ち回りがすごかった
お昼の部の配役は、これがベスト、って思ったけれど、これがまた、飛車角が恋川純弥さん、吉良常が恋川純さん、っていう配役の夜の部も、負けず劣らずいい
それぞれの味で演じられる飛車角と吉良常は、本当に素晴らしい
より人間味と人情味のある吉良常を演じる恋川純さん、素敵で
こんなにお芝居の本当の良さと、面白さを堪能したのは、初めてかもしれない
恋川純さんと、恋川純弥さん、素晴らしい
お昼の部、飛車角の格好で口上される恋川純さんと、吉良常の格好の恋川純弥さんと
東映の皆さん
夜の部、飛車角の恋川純弥さんと、吉良常の恋川純さん
今までセンターでは、口上が無かったので、初めて純さんの口上を聞きました
もう楽しくて、楽しくて
噂で聞きていた以上の楽しさで、ずっと聞いていたい口上でした