坂本龍馬ゆかりの地 東京【九段下編】 | 坂本龍馬資料館ーRyoma Museumー

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■英雄の魂

皆さんは靖国神社をご存知でしょうか?

靖国神社と聞くと、戦争をイメージされる方も多いのではないでしょうか?


実は、かつて50銭紙幣として日本の紙幣の図柄にも描かれた事のある神社。

ニュース等にも取り上げられる日本人にとっては、とても馴染みの深い神社ですが、一見、坂本龍馬と関係があるの?と疑問に思われる方も多いかと思います。

しかし、靖国神社と坂本龍馬や幕末の志士達は多いに関係があります。

靖国神社とは東京都千代田区九段にある国家のために殉難した人の「英霊246万6千余柱」を祀る神社です。

「英霊」とは、国の行く末や国民を想い、亡くなられた英雄の方々です。

そして、この246万6千余柱の「英霊」の中には、国防に奔走し近江屋で亡くなった坂本龍馬の魂も含まれています。

江戸時代後期、ペリー来航を切っ掛けに日本は海外からの侵略を受けました。

その際に日本を救う為に、「尊皇」を掲げ戦った幕末の志士達が、後に新政府を樹立し現在に至ります。

しかし、そこに到達するまでに数多くの方々が亡くなりました。

戦時中の軍人はもちろん、そういった国の為に尽くした人々の御霊も、靖国神社には神霊として祀られています。

今、私達が平和で充実した毎日を送れていられるのは、こういった平和を願って亡くなられた「英霊」の方々によるものが非常に大きいと感じます。

こういった英雄の魂に感謝をし、今を精一杯生きる決意をより固める場所が靖国神社なのだと私は感じます。

また靖国神社には坂本龍馬や英霊の方々の貴重な資料や遺品が展示されている「遊就館」も併設されておりますので、龍馬ファンの方はもちろん、それ以外の方も、ぜひ一度足を運んでみて下さい。


■靖国神社
東京都千代田区九段北3丁目1−1

・アクセス順路
東西線/半蔵門線/都営新宿線「九段下駅(出口1)」より徒歩(約5分)

九段下駅1番出口を出ます。

そのまま坂を上り直進すると、靖国神社の第一鳥居が見えて来ます。

第一鳥居をくぐり進むと大村益次郎像が見え、さらに進むと本殿が見えます。
大村益次郎銅像
長州藩出身幕末の元医者で政治家。
維新の十傑の一人。
日本陸軍の創設者で靖国神社の創建に尽力された人物です。
銅像は明治二十六年に建設されました。
本殿の隣に社務所があり、御朱印を頂くことが出来ます。
本殿の右隣に「遊就館」があります。


・靖国神社でいただける御朱印

・期間限定の刺繍で出来た御朱印


■遊就館

拝観料
大人/1000円
大学生/500円
高校・中学生/300円
小学生/無料

靖国神社に鎮まる英霊の遺書や遺品をはじめ、英霊のまごころや事蹟を今に伝える貴重な資料が展示されています。
明治15年に開館した遊就館の「遊就」は、高潔な人物に交わり学ぶという意味で、10万点に及ぶ収蔵品があります。

モンゴル帝国が攻めて来た元寇や、忠臣蔵、徳川家康にまつわる展示、坂本龍馬の肖像や長州藩士の書簡、貴重な刀剣などの多数展示があります。


平家一門の家宝とされる「小烏丸」や、聖徳太子の佩刀であったと伝わる「七星剣」の展示もされていました。

戊辰戦争でも新政府軍が掲げた錦の御旗も拝観する事が出来ます。

また戦時中のご遺品や零戦に人間魚雷回転の展示もあります。

当時の方々の肉声や手紙は、とても胸があつくなります。

資料がとても多い為、しっかりと拝観すると、一周にかかる時間は「二時間から二時間半」ほどかかります。


青銅百五十封度陸用加農砲

特攻勇士の像

艦上爆撃機「彗星」

人間魚雷「回転」