初めての訪問看護 | 紗奈

紗奈

急性骨髄性白血病(M7)を発症し1年3か月の闘病の末天国へ旅立った娘を持つ母親の患者家族としての記録

午前中に看護師さんが来た

 

何か用事があるとそわそわしてしまって早起きになる

 

普段はなかなか起きられないのに

 

 

熱を測って血液も測って

 

いわゆるバイタル測定

 

特に問題なしということで少しずつ話が始まった

 

何気ない話から唐突だったがにゃんの話へ

 

 

 

 

生きていかなければいけないのは分かっているけれどなかなか難しい

 

たまにウォーキングをするけれどにゃんと同じ中学の制服の子に会うと涙が止まらなくなる

 

家の前が保育園のお散歩コースになっていることが微笑ましいと思う反面思い出して悲しくなる

 

 

ただただ辛いんだ悲しいんだと泣きながら話していた

 

 

 

 

看護師さんは答えを出すことはできないけれど話を聞くことはいくらでもできるから

 

1年やそこらで悲しみが薄れることはないと思う

 

話をすることで少しでも楽になれるといいですね

 

 

いろいろと話してくれた

 

予想していた答えだったけど言われてみると嬉しかった

 

 

私も答えが欲しいわけじゃない

 

聞いてくれればそれでいい

 

 

いつもにゃんの話ばかりになってしまうと思うけど大丈夫ですか?と聞くと

 

にゃんちゃんの話ももちろん、なんでもない話でも構いませんよと言ってくれた

 

 

 

主治医にあまり苦しいと話すと入院を勧められるから話せないと言ってみた

 

お家にいる方が楽だと思いますけど眠れない、食べられないと体に不調が出てきたら考えないといけないと思うということだった

 

入院するほどになるとしたら自分では何も判断できなくなっているだろうから好きにしてくれていい

 

 

30分の訪問だったけど自分の口からにゃんの話ができたことはとてもよかったと思う

 

 

ただ久しぶりににゃんのことを口にしたから心の制御が取れなくなってしまった

 

夕方からずっと今も泣き続けている

 

それでも泣きながら飲んでお風呂にも入ってこうしてブログも書いている

 

まだ入院は必要なさそうだ