納骨式まで | 紗奈

紗奈

急性骨髄性白血病(M7)を発症し1年3か月の闘病の末天国へ旅立った娘を持つ母親の患者家族としての記録

納骨を決めて皆さんにはよく頑張ったと言っていただけた

 

 

 

今とても寂しい

 

毎日毎日にゃんを抱き上げて話しかけている

 

いまだに泣きながら寂しいよ帰ってきてよと

 

 

 

もっと一緒にいればよかったと思う

 

どうして納骨しようなんて考えたのだろうと

 

 

 

分骨をしたからにゃんは一部だけど手元にいる

 

ただ見慣れた骨壺が無くなってしまったらきっとしばらく落ち込むだろう

 

いつかは通らなければならないのだから頑張るしかない

 

 

納骨式は一周忌の4月3日

 

東京の納骨堂を購入した

 

後を継ぐ人がいないからお墓は買わなかった

 

 

最初は樹木葬を考えていたのだけどお参りする場所が決まっていて対面してお参りできないとわかったので可動式の納骨堂に決めた

 

無宗教なので特にお経をあげてもらうこともない

 

ただにゃんを厨子に入れてあげる儀式をするだけだ

 

 

 

ただの骨だけど

 

もうにゃんはそこにはいないとわかっているけど

 

やっぱり寂しくないかと心配になる

 

そんな相反する感情でよくわからなくなる

 

 

遺されたものが何とか生きていくためには亡くなった人がいまだそこにいるかのように思うことも大事なんだと思い始めた

 

亡くなった人を悲しませないように

 

安心させるように頑張って生きていく

 

そう思わなければやりきれない

 

 

 

食べることも寝ることもにゃんに心配かけないようにと思っていないと何一つできなくなる

 

ただにゃんがあちらの世界にいるのなら早く私も行きたい

 

そう思うことも事実だ

 

 

まだまだ感情も考え方も落ち着かない