ずっと向き合えなかった | 紗奈

紗奈

急性骨髄性白血病(M7)を発症し1年3か月の闘病の末天国へ旅立った娘を持つ母親の患者家族としての記録

ブログを書こうとパソコンに向かうと涙が止まらなくなって過呼吸のようになってしまう

 

だから普段の生活ではなるべく意識をにゃんに向けないようにしていた

 

にゃんの遺骨が目に入っても何も考えないように感じないようにしていた

 

 

 

表面上それはうまくいっているように見えたけれど、確実に私の精神は壊れかけていたらしい

 

薬を飲んでもほとんど眠れない状態が続いて食事も適当なものになった

 

人と関わっているときは笑顔も出るけれど一人の時は無表情だった

 

 

 

2か月前の精神科受診の時

 

淡々といつも通り担当医の質問に答えていたら、眠れない時に何を考えているか聞かれた

 

「何も考えていません」

 

と答えると、最近泣いているかと聞かれた

 

「いいえ」

 

と答えると、娘さんのことを考えることはあるかと聞かれた

 

娘さんと言われただけで診察室で泣き出してしまった

 

 

 

考えすぎるのは良くないけれど蓋をしてしまうのはもっと良くない

 

悲しむべき時はきちんと悲しんで順を追って自分を癒していかなくてはいけない

 

一人で向き合うことが困難な時は薬でも相談員でもどんどん使えばいい

 

と言われた

 

 

それから毎日泣き暮らすようになってしまった

 

他人と関わっているときはしっかり者を演じているけれど、部屋に一人遺影や遺骨を見るたびに嗚咽が止まらなくなってしまう

 

にゃんちゃん、ごめんね助けてあげられなくて

 

ごめんね何もしてあげられなくて

 

痛かったよね

 

苦しかったよね

 

お母さん生きててごめんね

 

一緒に逝ってあげられなくてごめんね

 

 

 

にゃんの死と向き合うのはとても苦しいけれどにゃんの苦しみに比べたらきっと些細なことなんだろうと思う

 

鎮静が浅くなると痛い辛い苦しいしか表現できなかったにゃん

 

ごめんなさいとしか言いようがない

 

少しも力になれなかった

 

死なせてしまった

 

大事な大事な子どもを

 

 

私の苦しみなんて大したことじゃない

 

私だけ癒されるなんて許されないと思っているけれどにゃんの死と向き合って私はどう変わるのだろう

 

 

 

 

 

長い間ブログ更新できませんでした

ご心配のコメントありがとうございます

また少しずつ書けるようになっていきたいと思います