大阪公演が無事に終了したご様子
ということで
(以下感想)
シレンとラギ@梅田芸術劇場(5/7)
なにから書こう、あー新感線
劇団員勢揃いはそれだけで嬉しい
久しぶりに古田さんとじゅんさんの絡みが見られる
楽しみで仕方なかったよ(涙)
書きたいこといろいろ
ツッコミどころも満載で ←勝手なるノリツッコミ(笑)
なにからどう書いていいかわからない
のでとりあえず思いつくまま
さて、
朧がシェイクスピアのマクベスいやリチャード三世か、
蛮がモンテ・クリストなら
シレンとラギはオイディプスはたまた身毒丸?
ベースはそれでもストーリーも人物像も
当然違うまったく別のおハナシで
主軸以外にも色んな愛のかたちが描かれていました。
ラギ→シレンは
わかりやすすぎるほどわかりやすかったのですが
ほか中枢となるはずの
シレン→ラギ
シレン→ゴダイ
キョウゴク→ミサギ
本の問題か演出か表現者か
それとも私の解釈か
その愛や愛や愛が
う~むイマイチ薄味
展開は説明していても
彼らの想いが胸に突き刺さらない
戯曲をまだ読んでないからなんともかな?コリャ
とはいえ全体的には見応えがありました
新感線なのでね、当然といえば当然です
そして衣裳もとてもよかった
新感線なのでね、当然といえば当然です again
カッコイイ鎧もいいけど
美しい時代衣裳もやっぱいいですね~
和洋折衷の羽織やマント
ひとりひとり素材と装飾が
どれもそれぞれに綺麗
蛮幽鬼の流れを思わせる色・デザインの数々
勝手に関係図を妄想してみたり(爆) ←芝居に集中しなさーい
前方席だったので舞台全体と照明効果は観辛かったけど
表情や衣裳は細部まで十二分
ただタイトルバックが見えにくかった点が
なんとも残念
複数回観るならコレだけの前方席は首イタくてもやったね!
ですが、今回は1回こっきりですのでね.。
8~12列センターあたりで観たかったナ~
(私にとっての神席@梅芸)
・・・まぁ贅沢なことですね
印象的だった一幕ラスト
きれいな桜・・・桜吹雪のなかでの
ラギの叫び
目に焼き付いています
テンポよく展開と盛り上がりをみせた1幕に比べ
2幕~ラストは肩すかしぎみ
なんだか達成感なく終わってしまった
絶望ではなく希望
破滅ではなく救済
けれどシレンとラギの二人はその果ての死に向かうわけで
なんとも複雑な終幕
・・・というのが私の解釈
あそうそう、
早乙女さんちの『影絵』を思わせる映像の演出もありましたね
シレンの悪夢のシーンとかラストシーンの血飛沫とかね
個々の役者さんについて
◆ラギ(藤原竜也)
映像で見ると大仰で熱すぎる演技も ←言い過ぎ
舞台では違和感がなく
なるほどと納得
慟哭も囁きもセリフは聞きとりやすかった
ラギという青年は恋愛年齢低すぎて
あまり好みではないけど
幼気な青年ラギをわかりやすく
誠実に演じておられたのではないでしょうか
◆シレン(永作博美)
小さい!かわいい!華奢!
と、ラギの言葉そのまま(爆)
台詞まわしに癖がありはじめは気になったけど
そのうち耳が慣れたのか特に気にならなくなった
◆ゴダイ(高橋克実)
すこしハスキーに響いた声は
地?それとも声枯れ?
説得力と安定感のある演技で
大きく見えました
一緒に観に行った面々は口を揃えて
『克美さんがカッコよかった』と絶賛
そう思うのも無理ないな、と思えるほど納得のお芝居
かっこいい役ですね、ゴダイさま
覚醒を露にするシーン
「そのくらいにしとけ キョウゴク」(だったかな)
には "おぉーーーっ" となった
今日いちばんの印象的なセリフ
それと
「所詮この世は生き地獄 お前はやっとこの世の入り口に立ったのだ」
もよいですね~
◆シンデン(北村有起哉)
ハッキリいって勿体ない
客演、しかも実力ある北村さんに当てるには
なんとも地味でイマイチ君な役所
とくに見せ場もなかった、という印象
上手いのに。。いちいち絶妙なのに。。
髙橋克美さんが役得なら有起哉さんは損役? ←はい?
◆ギセン将軍(三宅弘城)
純粋で、可哀想な王様
戦うと強い。無垢だからこその恐ろしい強さ。
殺す自覚なく大好きな者を殺す
かなしいはずの残酷なシーンで意外にも笑いが起きて
ゾッとした…
三宅マンらしい似合いの役所
まぁしっくり
アクションもっとみたかったna...
◆ミサギ(石橋杏奈)
強い印象はないけど、かわいかった
古ちん相手だけにガンバレ!耐えて!
と応援してしまう。いろんな意味で(笑
◆キョウゴク(古田新太)
いつものごとく早口の長ゼリフは聞き取りにくいこと度々
しかしながら
発声はさすがのもので、説得力のある重低音
聞き取れない台詞もなんとなく理解できてしまう不思議
古田さんはやっぱり古田新太ですね
あれだけ飲んだくれてるのによくあの声がでるなーと
毎度感心 どんな声帯してんだか
前のめりのテクテク歩きなのに(笑
相変わらずターンは格好良い
ギセン王に手合わせを申し出る姿にあれれ?
劇団員は大抵やりますけどね(通称:川原ポーズ)
キョウゴクの人物像がイマイチ不鮮明
ギセンへの武術の教育もなんの為か
裏切りも、ミサギへの愛情も苦悩も
そこまでに至った歪みが読み取れなかった。。
◆ダイナン(橋本じゅん)
この御方の登場シーンは拍手をせずにはいられない
よっ!じゅんさんかっこいい
でもかわいい乙女(爆)お花が似合う**
じゅんさんはもうこのキャラなのか
かっこいいのに。。でもかわいい
一途に愛した相手に届かない想い
最期が切なすぎるよ。
ちょっとちょっとー
◆モロナオ(粟根まこと)
毎度のことですが聞き取りやすいセリフまわし
一番じゃないですか?よし子姐さんもそうですが。
この御方は台詞も動作も文句のつけようがない
Mr.完璧
キャラ設定もいつものごとく
小憎らしい小物だけど憎みきれない
カナコねぇとのカップルって久々じゃない?
聖子さん、モッタイナイよもっと観たいよ。でもだいすき!
サンボさん、ムーディ&ブルージーなヒトイヌオ!やったね☆
さとみちゃん、すごいよヨゴレ極めてるよ!...かわいいのに
メタルさん、なんでもないのに勝手にジ~ンときてました!
仁さん、うしうしAgain(喜)
え-っとそれからそれから
((思い出したら追記予定))
そうそう、(私的に)肝心なアクションは
ボリューム少なくややゆっくりめ。
三宅マンの独特の殺陣がひとつの見せ場になっているのか
国取り♪狼蘭♪♪で勝手に期待していたけれど
あっさり終わっちゃった
もう一度観たい!と思える息をのむ殺陣シーンが
あった?なかった?
思い出せない・・・残念
アクションズの面々は出番が多かった割に
闘っているシーンでの印象が薄く
川原さんも殺陣少なかったのでは?
怪我でもしてるのかと思うほど丁寧
というかスロー
武田さんは今回メインキャラがないのね
…おじいちゃん……
始まったばかりなのでスピードはこれから
どんどん加速するであろうが
国取り背景にしては闘うシーンが少ない印象
まぁでも長~い公演のまだまだ序盤
変化や進化を重ね
今後どんどん完成されて行くんでしょうね
東京うらやまし!
といっても仕方ないのです
私はもうこれで最後、舞台は概ね満足です
戯曲を読んで「ぼんやり解消」を計るべく
自己完結へと向かいます。 ←?
進化系はゲキシネ&DVDまでのお楽しみ
・・・先が長いな:笑
東京公演終幕まで
皆様どうかご無事で!
祈