会見会場まで精一杯走る。
早く、早くあなたの隣に行きたい。
1人で背負おうとしないで。
私にも背負わせてよ。
扉の前で息を整える。
宇(……よしっ。)
思い切り扉を開ける。
顔を上げると大好きな人と目が合う。
にっしーはすごく驚いた顔をしている。
私がにっしーの隣に行く間、たくさんのフラッシュが注がれる。
にっしーの隣に立って周りを見渡す。
西「宇野ちゃん……。」
宇「大丈夫。」
そう言ってからマイクをとる。
そうして思い切り頭を下げた。
宇「私からもお願いします。西島隆弘さんと真剣にお付き合いさせていただいています。どうか、どうか私たちの交際を認めて、暖かく見守っていただけると嬉しいです。」
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