6月定例会 一般質問の続きです。

 

大和市のホームページに動画が公開配信されました。

 

大和市議会インターネット映像配信-録画映像配信 (jfit.co.jp)

 

 

大項目1 緑あふれる街づくりの推進について 


中項目1 市内の緑化推進について
 

新型コロナウイルスの感染症、いまだに終息の目途がつかない状況が続いております。街の中のあらゆる場所で公衆衛生上の見直しや、ソーシャルディスタンスの確保が当たり前の光景となり、私たちは感染防止に日々つとめ、自らの健康管理に気を付けながら新しい生活様式を送っています。
近くの公園や、ボール遊びが出来る広場などは、コロナ禍になる以前は、子どもたちの遊ぶ姿や高齢者の皆さんの憩いの場として賑やかでしたが、緊急事態宣言後は、ソーシャルディスタンスの観点から、大人数で集まることは出来なくなり、現状はどことなく寂しい静かな公園となりました。
それでは、本題に入らさせていただきますが、私達人間の暮らしや健康には、自然の中、木々が生い茂る森や林、緑があふれる公園の存在は欠かすことはできません。緑は癒しの空間だと思います。
また、樹木には工場や自動車などから排出される二酸化窒素や二酸化硫黄などの大気汚染物質を吸収し大気を浄化する働きがあることから、人が暮らす生活環境において、これ以上森や林を減らすことは避けるべきだと思いますが、市内の大規模緑地の保全について、市としてはどの様なお考えで進めているのでしょうか。続いて公園の樹木や街路樹についてですが、市内にある公園は地域の憩いの場であり、道路にある並木は街づくりの景観には欠かせない存在であります。先ほど申した通り道路を通る自動車から排出される排気ガスを浄化するメリットもありますし、歩行者への配慮として並木からの木陰も生まれます。これらの樹木には定期的な剪定が必要であり、公園樹木等の保全管理はどのように行っているのでしょうか。また、公園内の樹木には害虫が発生します。
特に桜はアメリカシオシトリのフンガイや皮膚がかせるなど人体にも被害がこうむります。市民からの相談はどの程度あるのでしょうか。次に市内には公園の関わる市民団体があります。地域の公園や広場等を保全管理してくださる愛護会です。みどりの愛護会は、私も住んでいる自治会で活動したこともあり、公園愛護会も含めた活動状況についてお聞かせ下さい。
それでは小項目
(1)    緑地保全の考え方について
(2)    公園樹木等の保全管理について
(3)    公園における害虫や落ち葉の市民相談件数や対応実績について
(4)    公園愛護会やみどりの愛護会の活動状況について
以上の4つについてお伺いします。

続いて中項目2 やまと公園改修工事整備事業について
大和駅から近い旧商工会議所と市民活動センター跡地に、今回のやまと公園改修工事が進められております。大規模な改修にあたっては、「誰もがつい足を運びたくなるような公園」をコンセプトに、明るく開放的でより安全に利用できる公園となるよう、芝生広場、大型遊具、休憩所等を新たに整備しますと計画にうたわれています。隣接には公私連携型保育所(子どもの城)が令和3年4月にオープンされ、連携した活用を図ることが出来る、子育て世代の憩いの場や子どもたちの遊び場を併せ持った魅力的な空間になるようです。小田急線の車窓からもこどもの城と隣接するやまと公園はよく見ることができ、整備事業が完成した暁には、産み育てるまち・子育てするなら大和市としてシンボリック的な存在になるかと思います。
さて、今回の公園改修工事では既存の樹木が殆ど伐採されたようで、市民の方より様々な意見が聞こえてきます。
都市空間に残された既存の森林や緑の保全は環境の観点からとても重要であり、貴重な緑を保全する必要性を、私は先ほどらい述べています。そこで質問します。
小項目  (1) 改修整備の概要について  (2) 既存樹木の伐採理由について
  (3) 今後の植栽計画について 以上、3つについてお伺いします。
 


答弁ありがとうございます。
市長からの答弁では、今後も泉の森など、貴重な財産である保全緑地を残していくために、地権者の意向を継続的に確認しながら、用地の買取りを含め緑の保全を図っていくとの、力強い答弁をありがたく思います。また公園樹木の保全管理には毎月1回公園の点検を実施されているとのこと。自治会や近隣住民からの剪定等の要望にも現地を確認して対応するなど、あわせて害虫の駆除には業者による薬剤散布を実施しているとのことで安心しました。やまと公園改修整備事業については、令和4年度のオープンを目指して工事がおこなわれています。既存の樹木の伐採につきましては台風等による倒木の危険性もあることから伐採されたようですが、来年度オープン後にも公園としての植栽バランス等を検討して適宜樹木の植栽や緑化に努めてほしいと要望します。公園緑地は、ゆったりと時間を過ごすだけで心と体が満たされ、いつの間にか誰もが健康になっていく、公園は人々に楽しい体験と癒しの時間をもたらします。そして人の心身への健やかさを形づくる基盤となります。2020年3月、新型コロナウイルスの猛威、ある意味パンデミックとなったコロナ禍社会で、多くの市民がウォーキングやジョギングで公園を立ち寄る方は多いと聞いています。身近な屋外空間として公園や緑地の重要性を感じられていると推察します。自然と歩きたくなり歩いて楽しい歩道や遊歩道、春には新緑を浴びたり、花壇の草花など秋には紅葉や落ち葉を踏めしみたり管理されている管理者の皆さんの活躍があって市民から喜ばれています。 緑化の効果を申し上げますと
これからの夏場に向けて室内温度に変化をもたらせます。屋上に緑化を施した場合、緑化していない場合の室内温度差を比較すると夏の暑い時期でおよそ3度から5度も低くなるようです。またエアコンの電力消費は通常の5割から7割削減できると言われており、光熱費の削減につながります。続いて壁面に緑化した場合、建築物壁面の温度では、10度から30度周辺の気温は2度から5度も低くなります。壁面につたでお覆ううだけでエアコンの消費電力は4割近く削減出来ると言われており、緑のカーテンは有効とされています。また、樹木には工場や自動車などから排出される物質には、大気汚染物質を吸収し大気を浄化する働きがあるなど、生活において効果があるとされています。従いまして人が暮らす生活環境において緑化の保全、これ以上緑地を減らすことは避けるべきだと思います。
続いて、やまと公園改修工事整備事業につきましては、令和4年度にオープンを予定しているということで市民の皆さんが期待していることと思います。やまと公園の樹木については当初検討していた既存の樹木の移植はおこなわず、整備に支障がなく、病気や老木等の異常の確認がないものは樹木を残し、新たに芝生や生垣樹木を植栽し緑化に務めて頂けるようで安心しました。大和駅から至近にあるやまと公園は、多くの皆さんの憩いの場となると思いますので、大いに期待をしています。