6月市議会 定例会 一般質問を無事に終えました。

 

今回は、一年ぶりの一般質問でしたので

 

楽しみにしていました。

 

 

今回は、

 

大項目1.緑あふれるまちづくりの推進について

 

大項目2.学校教育全般について

 

特に学校教育に関わる課題について質問しましたので

 

かなりの長文になりますが、私の質問をご一読いただければ幸いです。

 

では大項目2 学校教育全般について


コロナ禍の社会生活が、昨年の春から続いております。

市内の小中学校は昨年の3月初めの臨時休校から4月に

緊急事態宣言が発出され5月末まで、学校が一斉休校になり、

本来であれば感動を与え、心に残る別れと出会いの式、

学校行事の節目となる卒業式や入学式が通常の挙行が出来ませんでした。

昨年6月から分散登校等、コロナ感染症予防対策を行ったうえで

学校は再開されました。暫く自宅での生活が強いられ、子供たちは、

目に見えない新型コロナウイルスの感染は、テレビ報道から目や耳に

する周りの大人たちの不安に影響されて「いつから学校に行けるのだろうか?」

「この先、社会や家族のみんなは大丈夫なの?」といった不安を抱えていました。

特に新入学を迎えた新一年生に至っては、新たな学校への生活環境へ

溶け込む不安はあったことと思います。

このような新型コロナウイルスの感染拡大から新たな「ニューノーマル」時代が

始まって早くも1年が経とうとしています。


中項目①コロナ禍社会のマスク着用について
毎日の生活で欠かせないのはマスクです。大人は花粉症や風邪などの症状に

よりマスクを着用することには抵抗はないと思いますが、

子どもたちにとっては、大人と違い日常活発な行動をとります。

長時間にわたるマスクを付ける習慣は、成長過程において少なからず

心理的肉体的に影響はあるのではないかと思われます。
皆さんもご存じかと思いますが、大阪府高槻市の小学5年生の男児が

今年の2月体育の授業でグラウンドを5分間走っているときに倒れ、

救急搬送されたがお昼過ぎに心不全で死亡が確認された事件。

この男児はマスクを着けて授業にのぞんだとみられ保健室に運ばれた際は、

あごにマスクがかかっていたとのことですが、

走っていた最中に付けていたかは不明とのことです。
学校側は体育の時はマスクを外しても良いと指導している一方で

新型コロナウイルス感染が心配な児童には着用を認めていた。

と報道がありました。
推察すると、体育の時はマスクを付けていても外していても子ども本人任せにゆだねる。

熱中症予防も大事だがマスクを外すと濃厚接触者が増えてしまう懸念があるためと、

マスク着用の指導には学校側の無責任を心配する保護者からの意見もあるという。

これから気温が30度を超える猛暑日を迎えます、熱中症予防を重視しつつ、

感染予防の観点から児童生徒のマスク着用について何点か質問します。
学校運営の安全管理体制の指導の下、マスクの着用はどのように指導しているのでしょうか。

現状と対応についてお伺いします。
また、子ども用マスクについては様々なデザインを施したマスクが販売されています。

ご存じのように、鬼滅の刃デザイン柄など。
学校としては本来の無地マスクに加えキャラクターマスク等の使用は認めているのでしょうか。

その場合に懸念することは、個性的なマスクこそ、他と違うことによる子どもたちの関係性に

何らか影響は出ているでしょうか。
中項目1 コロナ禍社会のマスク着用について質問します。
 1.子どもたちのマスク着用の現状と学校の対応について
 2.運動時や外遊び時のマスクの着用について
 3.マスクのデザインに関わる子どもたちの関係について
続いて中項目② 学校の防犯について
とてもショッキングな事件、今も忘れません。

児童8名が犠牲となった大阪教育大付属池田小学校の児童殺傷事件、

今年で20年が経過しました。
開放されていた校門から犯人は侵入し、廊下や校庭に面したテラスを通り、

教室へ無差別に児童に襲い掛かり犯行に及んだ。

この事件により全国の学校危機管理への意識が高まり教訓となりました。

この事件後、2009年に「学校保健法」が「学校保健安全法」に改められ危険発生時の

対応要領の作成などが義務づけられました。

この事件が発生した20年前までは、正門には殆ど施錠はしていませんでした。

いわゆる「開かれた学校」を目指し、学校と地域が連携した教育活動や地域活動など、

子どもたちが地域社会と関わる機会を増やし、

学校は家庭・地域社会を含めた学習を中心として、生涯学習の基礎を培う役割に

重点を置いて、地域に開かれた学校づくりが進められた経緯がありました。

しかし、誰でも門を開けて地域のコミュニティの場として位置付けた学校が

事件後から貝のように閉ざされた訳です。地域の善人な方なのか、

保護者なのか不審者なのか、外観では判断が付きにくい不特定多数の出入りは、

施錠と防犯カメラの設置による防犯対策が施されました。

そこで20年経過した事件の教訓を踏まえ、現在の学校の防犯について何点かお伺いします。

中項目2 学校の防犯について
 1.学校の防犯マニュアルについて 2.施錠の状況について
 3.防犯教育について 4.教員の役割について 5.警察との連携について

続いて中項目③ 学校のデジタル化について
今年の春から、小中学校で「一人1台」の情報端末を使った学校教育が本格化し、

デジタル教科書の実証研究も全国の4割の小中学校で始まろうとしています。

このデジタル化、大きなメリットは動画などのデジタル教材と連携して使えることにより、

画面への書き込みや図や文字の拡大表示が出来る等、

学びの場を拡げたり内容を深めたりできる。

従来の教科書ツールでは味わえない動画での学習がデジタル化のメリットであります。

さて、文科省のGIGAスクール構想に基づき、本市では昨年の10月から年度末にかけて

小中学校全校に一人一台のパソコンを整備しました。

一人一台の端末は、アカウントを登録後、ログインして授業で使用し、

自宅へ持ち帰り使用できるタブレットは高価なものです。学校として管理や運用について、

どのようなマニュアルが出来ているのか。活用の仕方を指導するのは教員であります。

デジタル化の授業には専門的な、  ICT支援員の役割も重要と考えられます。
学校のデジタル化の全体像についてお伺いします。タブレット型コンピューターを

使った学習形態として、挿絵や写真なとを拡大・縮小して画面への書き込み等を活用して

分かりやすく子どもたちの興味や関心を高め、自分にあった進度で学習することが容易になります。

このようなスキルを高めるには、教える側の教員のスキル研修やICT支援員のサポートが

必要と思われます。それでは質問します。
中項目3 学校のデジタル化について
 1.学校のデジタル化の全体像について 2.1人1台端末の管理・運用について
 3.端末活用に向けた教員の研修について 4.ICT支援員の役割について
2回目の質問を終わります。

答弁を頂きました。
コロナ禍社会のマスク着用についてですが、毎日、大人や子どももマスクをしています。

私の幼稚園近くの道でマスクをはずして歩いている子がいて、

すぐに誰だかわからなかったことがありました。真顔をあまり見る機会がないので、

子の認識が本当の顔姿を見失っているのが現状です。
 マスクで顔の下半分が隠れると、口元や頬の動きが伝わりにくくなりますが、

顔の上半分には表情の大切な要素がたくさんあります。特に目については、

日本では「目は口ほどにものを言う」といわれている通り、

人間にとって重要なコミュニケーションツールです。人間の目は、

他の動物と比べると、黒目と白目のコントラストがはっきりとして、

黒目の動きがとてもわかりやすくなっています。
学校でのマスク着用についてですが、国や県の指針にのっとった対応を

おこなっているとのことで。運動時や外遊び時は熱中症のリスクや呼吸への

影響を考慮して場面に応じて適切にマスクをはずすよう指導するなど、答弁がありました。
続いて防犯についてですが、不審者の侵入を防ぐため複数台の防犯カメラを設置して、

教職員には定期的に防犯研修をおこない、さすまたの使い方や意識の向上に

つとめているとのことで安心しました。児童が8名もの犠牲となった痛ましい事件が

二度と起きないように、学校の防犯の更なる強化を、「自分の命を守り、

他人の命も大切にする」そのような安全教育を進めてください。
最後の私からの要望として、各学校の正門に、警察との連携強化として、

「警察官立ち寄り所」の看板を校門扉に取付るなど、最寄りの警察署や派出所との

連携をおこなってもらいたいと要望します。

続いて学校のデジタル化については、国のGIGAスクール構想に基づき端末の整備が

整いましたので、ICT機器を活用して多くの情報や機能に触れ学校のデジタル化に期待をしています。

以上もちまして一般質問を終わります。

ご清聴ありがとうございました