12月16日 9時から登壇した

 

私の一般質問

 

長文になります。 関心のある方は拝読頂けると嬉しいです。

 

大項目1.道の駅のような地域振興施設を大和に

 

国道や幹線道路を車で走行しますと、道路に隔てた所に「道の駅」を見かけます。

 

一昔前のドライブインの位置づけでしょうか、 トイレ休憩やお昼時の昼食など、

 

ドライブインはよく利用されていましたが現在ではドライブインから「道の駅」へ

 

様変わりして、多くのドライバーの皆さんが、長距離運転の休憩場所やトイレ休憩

 

といった用途から、その地域の特産物や名所に出会える地域振興の

 

商業施設的な役割になっているようです。


この「道の駅」の制度が創設された背景には、一般道路に誰もが


24時間自由に利用できる休憩施設が長らく求められていたことや、

 

その休憩施設をドライバーたちのためだけのものではなく、

 

その地域の文化・名所・特産物などを活用したサービスを提供し、


道路利用者や地域の人々の情報交流や、地域連携と活力ある地域づくりを促進し、

 

その地域の活性化をはかりたいという双方のニーズが相まって誕生した

 

経緯があり、全国的に増えていったものと思われます。

 

では、どのようにして道の駅が誕生できるのか、調べてみますと


道の駅は、日本の各自治体と道路管理者が連携して設置し、

 

国土交通省により登録された、商業施設・休憩施設・地域振興施設等が

 

一体となった道路施設である。


  道の駅は官民提携のプロジェクトとして、省庁の壁を超え、 

 

各自治体と国土交通省が連携をとり、計画的に地域振興施設の

 

整備促進と、一般道路の休憩施設整備を併せて行うことが目的となっている。

 

このため、自動車専用道路のサービスエリア・パーキングエリアを「道の駅」

 

として登録する場合は別途一般道からも連絡・利用できるように目的を持った施設である。


そしてマスメディアなどで取り上げられるようになったのは2000年あたりからである。

 

このきっかけとしては、1993年から各地の主要道路沿いに休憩所兼地域産品即売所

 

として「道の駅」が設置され、地域の農産物の直売コーナーは元より、情報発信機能

 

として沿道地域の文化・歴史・名所・特産物などの情報を提供することで街の

 

ピーアールが出来、相乗効果となっております。

 

今回、大項目の道の駅のような地域振興施設とは、

 

地域連携機能を持った複合的な、つまり大和市の文化や観光資源や

 

特産物を知ってもらう施設として、考えていただければ思います。


正式な道の駅が整備できれば素晴らしいことですが、

 

国土交通省からの登録をいただけるには整備要件等のハードルが高いので

 

難儀だと思いますが、例えば国道246号線の沿道や市役所道路などの

 

幹線道路沿いには、生産緑地の田畑も多く存在し、数年後の2022年には

 

生産緑地の指定から30年経過する満期を迎え、田畑の地権者によっては

 

市へ協力的な転嫁することや貸借するなど現実的な可能性を秘めていると思われます。


では質問いたします。 


中項目(1)振興施設の整備促進について


市長のご所見をお伺いします。

 

中項目(2)地産地消の直売所の現況について


大和市内全域に共同直売所や市民朝霧市等があり大変好評を得ています。

 

どの直販所においても常連のリピーター購入者が多く、貴重な地場産農産物の

 

消費者となっています。季節のとりたて野菜は、人気がありすぐに売り切れになるなど、

 

比較的規模の小さい直売所では曜日の限定、販売時間の制限など購入希望の

 

皆さんに満足いただけるような営業ではない部分も見受けられます。


生産する側の都市農業者と消費者が直結していて、消費者のニーズや需要に

 

合った少量多品目生産が特徴の直売所は販売比率が高いのも特徴です。

 

そのため、今まで以上に直売率を高めるには、広域からも集客してマーケットを

 

拡大するために、新たに大規模な農産物直売所の設置が必要と考えます。

 

現在の市内の直売所の現況について担当部長にお伺いします。

 

続いて中項目(3)JAさがみとの連携について


JAさがみでは、2005年に初めて大型農産直売所「わいわい市」を寒川町にオープン
寒川店がJA直売所としては年間売上高10億円を達成するなど、 

 

単位面積当たりの売り上げが日本一となり、各地から「わが町にも、わいわい市を」と

 

の声がJAさがみに寄せられる中、周辺農業や立地などさまざまな条件を勘案し

 

国道467号線藤沢街道沿い亀井野にわいわい市2号店。安心・安全・新鮮をキーワードに


地産地消の農作物を販売する大型農産物直売所「わいわい市藤沢店」が2010年にオープンしました。


藤沢市の地産地消条例、市民の地産地消意識の高さも追い風となり、

 

藤沢にとって、地産地消の大きな拠点となっているようです。

 

JAさがみ広報課担当者は「直売所ができた所はどこも、

 

地域の人と農業とがいい関係で共存している。今まで藤沢の農業に

 

関心が薄かった人も、これを機会に自分の街の農業に目を向けて、

 

地元で採れた新鮮野菜を食卓に並べてもらえるようにと期待を膨らませておりました。

 

このようにJAさがみの取り組みを紹介しましたが、本市の大和支店でも同様に

 

共同直売所を市内全域で行っているようですが、 農業振興策の一つとして

 

新鮮な地場野菜の販売支援や、芋焼酎「和み」を初めとする特産品や

 

推奨品のPRなど、本市との連携はどの程度行っているのでしょうか

 

担当部長にお伺いします。

 

答弁を頂きました。
道の駅は、日本の各自治体と道路管理者が連携して設置し、

 

 

国土交通省により登録された、商業施設・休憩施設・地域振興施設等が

 

一体となった道路施設です。車で出かけますと、

 

 

あちらこちらに道の駅への案内看板に遭遇します。
現在関東地域に178カ所、そして神奈川には3カ所と、

 

 

県内が意外に少ないと感じました。3カ所の1つである「道の駅箱根峠」に

 

先日立ち寄ってみました。国道1号線にある道の駅で、霊峰富士山を仰ぎ、

 

 

箱根の山々や芦ノ湖を望む絶好の場所にあり、箱根寄木細工などの

 

 

特産品を販売する売店や軽食コーナー、休憩室を備えていて軽食コーナーでは、

 

 

「大観山そば」や「二子山そば」など、周囲の山々の名前をメニューに

 

 

盛り込んだ料理を味わえました。我が町大和市にもこうした魅力的な施設が

 

 

あったらとつい想像を巡らせてしまいます。

 

私はかねてから大和市の地域振興に向けて、

 

何か出来ることがあるのではないかと感じ、その方法について思案してまいりました。

 

今回の質問の大項目にあります「道の駅のような地域振興施設」の

 

イメージとしては、地域振興の機能を持つ複合的な施設で、

 

大和市の文化や観光資源、特産物を知ってもらうためりものと

 

考えて頂ければと思います。


出来ることならば、国土交通省が認める正式な「道の駅」の整備が

 

実現すれば素晴らしいと思いますが、国が示す整備要件を満たす必要があります。


また、本市が都市部に立地していることを踏まえますと、

 

用地の確保や整備の費用など、様々な課題があることも理解しています。

 

しかしながら、数年後の2022年に目を向けますと、生産緑地の指定解除が

 

予定されており、そこにチャンスがあると考える ことも出来るのではないでしょうか。

 

今回、中項目1.2.3は、道の駅のような地域振興施設に関連していて、

 

大和市の歴史と文化や特産物を含む、観光情報を発信できる施設として、

 

市のイベント観光課や観光協会、JAさがみと直売している生産者とが、

 

発信する地域振興拠点ととらえて頂ければ思います。

 

シリウス内に市内の観光をPRするコーナーもありますが、

 

車で移動する幹線道路沿いに、この道の駅のような施設は市外から立ち寄り、

 

大和を知って頂けるスポットとなると思いますので、

 

5年後を見据えた計画を要望します。