12月1日付けで市の財政状況が公表されました。
一般会計の歳入予算は、794億5千4百万円
歳出予算は、764億5千6百万円
この一般会計とは、行政を運営するための基本的な経費をまとめた市の中心的なお金(会計)です。
市民の皆さんから徴収されている市税は大きな財源としています。
では、一人あたり平均どれ位税金を払っているのか?
市民一人あたり市税負担額は、151.499円
内訳として、市民税がほぼ半数 48.2%、固定資産税は40.2%
それ以外は、たばこ税とか軽自動車税など生活に身近なものにかかっています。
続いて、歳出(お金を使っているところ)では、
断トツに民生費に(全体の33.124%)お金を拠出しています。
民生費とは、社会保障関係で児童福祉など社会生活を保障するための必要な経費
待機児童解消ゼロを目指している本市では、毎年認可保育所を年間5つ程度開所されています。
1カ所認可保育所を作れば、義務的経費は増えます。
市内には数年前から比べると、およそ20カ所保育所が開設されましたので
必然的に民生費が増えるわけですが、それ以外にも社会生活の扶助費など
全体の3分の1は、今後増えるとの見方もあります。
市民税は、近年人口増に相まって増収していますが
反対に法人税は減少傾向、大きな工場や会社が市外へ移転され
安定ある法人税収入が見込まれないことは、今後の大和市政に大きく影響を
及ぼすと私は危惧しています。
企業誘致を本市でおこなうべきだと思いますが。
財政の健全化は、安定した法人税収と市民税収であって
収支のバランスがとれた財政運用を望みたい。