下鶴間少年野球場跡地の開発分譲工事について

 昨年に閉鎖されました少年野球場は、開発事業者へ売却されました。

現在、戸建て分譲の工事が行われておりますが、近隣住民の方より、

工事敷地に関わる道路については開発行為に伴う道路提供、

いわゆるセットバックをしてもらえないのか、との質問について、

市の街づくり計画部へ説明を聞いてきました。

昨年、開発事業者と市担当との協議録に沿って今までの経過を申し上げると、

開発審査指導室では、開発事業者に対し『道路幅員が4メートルと狭隘なので、元道より

中心3.0メートル後退し、後退用地は市に帰属または寄付してください』との

要望をお願いしていました。

しかし結果は『後退はしません』と市への回答で、道路提供セットバックの

強要は出来ないとの回答でした。

これは都市計画法により以下の対象事業「1.法第29条第1項の許可を要する開発行為 

2.開発事業区域の面積が500平方メートル以上の建築行為 

3.建築物の高さが10メートルを超える建築物の建築行為

4.建築物の延べ面積が1000平方メートル以上の建築行為」の1に該当、

それ以外は該当していないとの回答。

市では、再度道路提供を要望しましたが、結果は現在得られていない状況とのことです。

あくまでも開発事業者の好意的な考え、地域への配慮等を鑑み、

道路後退をしてくださることを期待するしかないとのこと。

※他では、セットバックを好意的にして頂いています。



 続いて、監理設計をおこなっている設計事務所へ担当の所長とこの件について伺いました。

道路の後退については、協議しましたが開発事業者からの回答は、

土地購入の単価を高く購入したため、そのような土地の寄付(道路提供)は出来ないとのこと。

現在は開発許可通りに側溝工事も完了。

但し、一部カーブに差し掛かるところは、分譲宅車の出入り口となるので

5.4メートル幅は垣根ブロック等はないので、いくらか圧迫感は取り除かれるのと、

東側 遊歩道近くは、開発道路が新設されるので、車のすれ違いには有効とされると

説明がありました。

開発事業者は、市との建築に係る事前協議も終了し、

市長へ開発事業協議書も提出されています。

現地の道路は、昔は田畑の中の農道として利用されていました。

私も林間小学校へ6年間通った道路です。その為農道が町道・市道へと格上げされ、

曲がりくねった道は、幅員4メートルまで広がりました。

コンビニスリエフからの市道林間山王原線の道路は、決して見通しの良い道路ではありません。

児童達は林間小学校区の通学路でもあります。これからも住民の皆さんで、

交通事故を起こさないよう見守っていきたいと願うばかりですが、

引き続きこの問題については注視していきたいと考えます。

皆さんのご意見ご要望がありましたら、小倉隆夫までご意見を頂きたいと思います。

        携帯電話 090-3048-2230  メール eito@sanno.ed.jp まで