今回はソ連の作曲家ドミトリ・ショスタコーヴィチの有名な交響曲第五番に挑戦してみました。

 

第一楽章のこの重苦しさと普通でない抑圧感はなんなんでしょうか、ショスタコーヴィチがこの曲を作曲したころの

 

ソ連では、スターリンの粛清の嵐で、独裁者が気に入らなければすぐ殺されるか、よくてもシベリア送りで生きることも

 

大変な環境に連れていかれるという状態でした、ショスタコーヴィチはこの前のオペラが共産党から批判され目を付けら

 

れていて、いつ秘密警察が夜中ドアをノックしてくるかと恐れ、命の危険を感じることもあったのではないかと思われます、

 

後に秘密警察がドアをノックするのを模した音型がでてくる弦楽四重奏を書いています。

 

この曲に如実に精神状態が表れているのだと思います。途中軍隊の進軍や民衆の逃げまどい叫んでいるようなところも

 

あるし、いたるところに不気味で不穏な感じが漂っています。まるで今現在、ロシアに侵略され蹂躙されている

 

ウクライナの人たちの現状をを描いているようにも聴こえてしまいます。すさまじい曲です。

 

 

 

noteにアップしました。

 

 

 

 

ショスタコーヴィチ  交響曲第五番 第一楽章