行政書士試験合格者(法学講座) | 法務事務所

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行政書士試験対策「法学講座」

 (公財)京都市大学コンソーシアム


[受験番号]5310618

[合格年度]2018年度行政書士試験

[生年月日]昭和51年11月29日

[試験地]大阪府

[試験場]関西大学

[学習内容]法学講座(大阪)

[担当講師]アメブロ法務事務所

 

[受験番号]5312133

[合格年度]2018年度行政書士試験

[生年月日]省略(女性合格者)

[試験地]大阪府

[試験場]関西大学

[学習内容]法学講座(大阪)

[担当講師]アメブロ法務事務所

 

[個人情報(顔画像等)非表示]

 

私は新しい試験制度に移行した頃に、資格の《削除》に通い行政書士試験を2回受験しましたが、2回とも不合格となりました。

その後、平成29年に受験するまで約10年のブランクがあり、この間は一切勉強していません。

 

平成29年度試験は資格で有名な《削除》で通信講座を申し込みしました。

大量のテキストとDVDが届き、全てを1回転するのがやっとでした。

本試験中にこれは無理だと感じつつ試験を終え、案の定146点で不合格でした。

 

試験が終わってすぐ、平成30年度の試験に向けて、以前からブログを読んでいた法務事務所のガイダンス募集に申し込み、法学講座を受講することにしました。

 

法学講座は資格予備校の講義とは方法が違っていたので、受講した最初の頃は慣れるのに時間がかかりました。

また、扱う教材や情報量が相対的に少なかったため、不安を覚えたこともあります。

 

合格してから振り返ってみると、使用した教材が合格するために必要な知識に過不足なく、社会人でもギリギリ処理できる量であったと実感しました。

 

基礎、標準、演習、それぞれの講座が他を補完するように解説されていると思いました。

教材は決して易しくはなかったので、1人では使い方や解説の意味が分からず、合格は難しかったと思います。

 

そもそも、合格者と同じ教材を使ったら誰でも合格出来るのであれば、最初に《削除》に通ったときや、《削除》の講座を受けたときに受かっていたはずです。

 

しかし結局は受からなかったということは、教材そのものが大切なのではなく、教材へのアプローチや向き合い方、つまり使い方や理解のポイント、進め方、復習の仕方、必要な問題とそうではない問題の取捨選択といったことが大切であり、それらが分からないままどれだけ頑張っても結果には繋がらないのではないでしょうか。

 

これは誰かに教えてもらわないと、とても1人では分からなかったと思います。

 

行政書士試験の特徴に合わせて、毎年度の講義や教材、解説するポイントを必ず調整されている、とお話しされていましたが、先生の経験や分析をもとに確立されたメソッドを学んだことで、合格率が15%と高かった平成29年度試験に140点代で不合格になっていた私が、210点も取れるだけの学力まで到達できました。

 

具体的な勉強方法については、講義の復習と課題しかやっていません。

復習はもちろん、課題として言われたことも全てやりました。

講義で言われたことは何度も何度も繰り返しました。

『覚える』というより『刷り込む』、『勉強』というより『修行』という感じの1年でした。

 

日々の勉強について、私は下記の約束事を決めました。

1. 毎日机に座って勉強する。

2. 1日2〜3時間の勉強時間を確保する。

3. 週に最低でも15時間を確保する。

4. 平日の不足は週末に補てんする。

5. 講義の復習を2回転させてから次回講義に行く。

6. 晩酌はしない。

 

私も他の受講生の皆様と同様、会社勤めをしながらの受験勉強でした。

 

そのため毎朝7時には家を出て、帰ってくるのが21時過ぎなので、1日に2時間を確保するのが精いっぱいでした。

いろいろな社内活動や酒宴の誘い、接待ゴルフもあり、決して順調に勉強時間を確保できた訳ではありません。

 

出勤前になんとか勉強するなどして時間を積み重ねた結果、アプリで記録した1年間の勉強時間は800時間でした。

800時間で合格できた大きな要因は、やはり適切なカリキュラムと講義にあると思います。

 

(民法・行政法について)

勉強時間の8割以上、つまりほとんどを民法と行政法に費やしました。ここで合否の全てが決まるといっても過言ではありません。

 

4月末までは基礎基本講座の復習しかやっていません。

講義で解説のあった問題と、課題として出されたノルマをひたすら繰り返しました。

 

4月末時点で正誤判定と選択肢のどこが間違っているのか答えられるようになっていました。

5月からは標準講座の復習が加わり、基礎基本の復習と併用で進めました。

 

演習講座が始まる頃に、《削除》から出版されている市販模試3回分を解きました。

基礎基本講座と標準講座の復習はほぼ完全な状態まで仕上げてから市販模試を解いたので、3回の平均点は178点でした。

 

演習講座が始まる時期に、市販模試の中では簡単な部類に入ると先生から言われていたとはいえ、178点を取れたことは大きな自信に繋がりました。

 

その後、演習講座からはひたすら演習を繰り返し復習しました。

ここからが本試験で実際に得点するための技術を身につける訓練の本番といった感じでした。

 

その結果、10月から予想プレ演習講座では3回の平均点は200点まで上がっていました。

 

演習講座の復習で特に大切にしたのは、基礎基本と標準講座の内容をリンクさせることです。

演習講座を受けたことで、それまで自分なりに分かっているつもりだった問題が、実は分かっていなかったり、解けなかったりすることがあります。

 

そういった問題は基礎基本や標準講座では解けている、と自分では勘違いしていたのですが、演習講座によって基礎と標準の穴を埋めて、本試験で正確に答えを出せる力が身につきました。

 

(記述対策について)

記述対策は、教材の解説部分の読み込みを中心にし、講義で解説された論点を繰り返しました。

記述式は覚えなければ書けません。

では、どこを覚えたら点数として反映されるのか、これが全く分からなかったのですが、先生の解説と覚えべきフレーズを指定して頂いことで得点できるようになりました。

 

(憲法について)

憲法は5月から先生から薦められた市販の問題集を1日20分、20日で1回転を10月までひたすら繰り返しました。

解くというより読むという感じで続けました。

 9月頃からは講義では解説されていない演習講座の問題も一通り繰り返しました。

本試験の問題はかなり容易でしたから、民法や行政法とは違い、憲法は教材さえ間違えなければ独学で十分得点が可能だと感じました。

 

(商法・会社法について)

商法・会社法は結果は0/5でした。

勉強法について何も書くことがありませんが、商法と会社法が0点でも、勉強法が正しければ210点に到達できます。

 

(一般知識について)

演習講座の教材を毎日15分ずつ本試験前日まで繰り返しました。

本試験では予想外の出題でしたが、あせらずに対応できたのも先生が指定された教材を繰り返し勉強してきたからだと思います。

個人情報関連については、演習講座で指定された教材を繰り返しただけで得点できました。

一般知識については、課題をちゃんとやっているかどうかで本試験の正解率は大きく左右されると思います。

 

このように講義で言われたことをやりきった結果、私は試験当日もさほど緊張もしませんでした。

これでも解けない問題があるなら誰も解けないと思えるまでやりました。

本試験で問題を解いている最中も難しいと思いましたが、解けないとは思いませんでした。

 

合格までは決して楽ではありませんし、方法や道を間違えたまま進んでしまうと、本試験では全く得点出来ません。

これから受験される皆様にとっても大変な道のりになると思いますが、ご自身に適した学習で進んで頂ければ必ず到達出来ると思います。

(村田憲康 法学講座)

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