行政書士試験は60%が難しい | 法務事務所

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行政書士試験対策「法学講座」

建前上、60%の得点すれば、誰でも合格できます。

合格者を増やしたいときには、記述採点を緩くしたり、択一を簡単にすればいいわけです。

逆に合格者を減らしたい場合は、単純に難しい問題を出すか、記述採点を厳しくしたらいいだけです。

これは試験センターが裁量で決めています。

(合格者数を政策的に一定数以上保つため補正措置を行ったのは平成26年度です。)

毎年難易度バランスがランダムに変化するのが行政書士試験ですから、180点を目指す学習というのが、一体全体、どの年度の行政書士試験における180点の学力なのかが不明な状態では、行き先も分からず舟を漕いでるような状態です。

(難易度補正があった平成26年度試験の180点合格者は、例年の200〜210点合格者と同じ偏差値となります。)

単純に論じるのはどうかとは思いますが(受験生分母に占める司法試験受験生や司法書士受験生の割合等、他の諸要因も関係しますから)、合格率が低い年度の180点は、合格率が高い年度の180点より相対的に偏差値は高くなります。

同じ180点でも、合格者の偏差値が年度によって大きく異なる試験、それが行政書士試験です。

確かに180点で合格するわけですが、講義でもお話してるように、「180点を目指してる」と、なかなかどうして180点に届かないのが現実です。

行政書士試験というのはそういう不安定な試験であるということを理解した上で受験対策を行ってください。