アニメの雰囲気ばっちりのトランスフォーマー絵本を
こんばんは。
今日は過去のサンストリーカーの記事で紹介した絵本についてご紹介します。
タイトルは「The Autoboot's Secret Weapon」
サイバトロンの秘密兵器ってなんでしょうか?
この表紙からして何じゃこりゃです。
デバスターがいるのにグレンがいます。
なんてことは「よくあること!よくあること!」として、
このグレンの武器の部分のデッサンが若干狂っています。
武器を持つ手、手の角度、位置、武器の銃身とスコープの向き
何から何までおかしいです。
こんなのは軽いジャブです。
ボンプシェルも描かれていますが、どう見ても
「行け!デバスターお前の力を見せてやれ!」的な絵ではなく
「デ、デバスターだ!逃げろ~!」みたいな絵にしか見えません。
陣営がごっちゃになっていないか?
そんな不安にかられながらページをめくります。
お話は先日の記事のサンストリーカーのくだりから始まります。
モヒカンのデバスターにつかまったサンストリーカーはデストロン基地に幽閉されます。
ミックスマスターによるデバスターの説明が済んだあとに
メガトロンは「サイバトロンは降伏するだろう!わっはっは!」
とサンストリーカーに演説します。
サンストリーカーは余裕顔です。
そして卑怯にも背後から…

びちゃっと頭に何かがかかっているようですが、これは立ち去るメガトロンの頭にサンストリーカーがミサイルを撃ち込んだのです。
ちなみにメガトロンは初期設定のデザインです。玩具CMなんかにも登場しましたし、マーベルでも時折このデザインで書かれることがあります。
そんなことをしたらメガトロンの反撃をくらうのもあたりまえです。
びゃーっと液体がかかっているようですが、当然ミサイルです。
一方サイバトロン基地では帰ってこないサンストリーカーを案じているところにメガトロンからの通信がブロードキャストに入ります。
「デバスターの前にはサイバトロンは成す術なし!というわけだから明日の朝までに地球から出て行け。さもなくばサンストリーカーを処刑する。」という要求です。
ランボルは「兄弟のピンチを放っては置けん!」とスラッグとスラージを引き連れてデストロン基地に突撃します。
ちなみに連れて行けといったのはグリムロック。
デストロン基地はデストロンガードによって守られていました。
サウンドウェーブに見えますが、あくまでデストロンガードです。サウンドウェーブは通信を送ったTFとして登場していますのでやっぱり別人なんでしょう。
あっさりと3人はつかまり、ビルドロンは誰が処刑役をするかで内輪もめします。
それを見てメガトロンは何故か股間がもっこりしています。
デストロンがわいわいしている一方、サイバトロン基地では
4人の仲間の奪還の案をねります。
「私にいい考えがある!」とコンボイが言うのかと思いきや
作戦の立案者は、銃身のまがった銃をもったスワープ。
この作戦は急がねばならない!と他のサイバトロンに急ピッチで
作戦遂行を支持します。
サイバトロンは朝までにデバスターの像を造りました。
世界最強のロボット:グリムロックはダイノボットのリーダーの割りにこのお話ではぱっとしません。
像を運んでおしまいです。
像には手紙ついてありました。
「メガトロン様、あなたの勝ちです。われわれはデバスターとは戦えません。降参します。この像は降参のしるしにお納めください。降伏します。」

メガトロンは「地球はわれらのものだ!」とサイバトロンの4人に手紙を読んで聞かせてご満悦。
そのときである!
誰もが予想したように像からサイバトロンがバリバリバリーっと登場します。
スワープはトランスフォームが間に合っていません。
ジェットロンの攻撃にサイバトロンの航空部隊も応戦します。
ジェットファイヤが2体います。
そしてランブルが地震をおこして地割れを起こします。
地割れに落ちていくサイバトロンと思いきや落ちていったのは見方の兵士。
「この馬鹿もんが!!」とメガさまも大激怒です。
メガトロンはコンボイに戦いを挑みますが、あっさり跳ね返されておしまいです。
冒頭は水鉄砲の掛け合いのような描写だったのに、ここでは何故か、迫力ある(この本では)描写です。
そして最後はやっぱりサイバトロンの大勝利です。
「アークに帰ってリペアしよう!」とみんなの笑い声が聞こえてきそうです。
しかし皆は忘れているのです。
勝ち取った勝利の中で礎となった戦士でもない男を…
それはドラッグ!
唯一横たわっているドラッグにだれも気がついていません。
ただクリフには影が差しているので気がついているのかもしれません。
今に自分もこうなると…。
ありがとう!ドラッグ!
ホイストを運転していた君の姿を忘れないよ!!
と、これくらいの本は探せばまだまだわんさかわんさかあります。
トランスフォーマーって飽きさせませんね。
ではまた明日!