ブラックトラックスは本当に高い当選確率だったのか?
世の中チャンスはどこにでも転がっています。
アンテナを張っていれば、おのずと良い情報が舞い込んできます。
日常の生活もオモチャ収集だって同じです。
さて今日はそんなお話です。
昔「トランスフォーマー ザ★コミックス」が発売されたときにブラックトラックスがプレゼントされました。
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーザ★コミックス/金田 益実
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黒いコルベットスティングレーは、ヨーロッパでダイアクロンが展開されたときに向こうで出回ったカラーで、ダイアクロンコレクターでは鬼門中の鬼門とされています。
しかしこのブラックトラックスは黒い意外はダイアクロン版を何にも踏襲していない仕様で僕は呆れました。
(実際の使用は顔が白に金塗装と細かな違いがあります。)
ロードレイジやクロスカットと狙った復刻をしていただけに残念でした。
そして応募しても当たんないやと思っていました。
しかし業界をよく知るショップの人は言いました。
「応募せぇへん?!ほんまに君はアホやなあ!世の中にドンだけTFファンいると思てんの?あんな本だれが買うねんな!」
「けどテレマガの…まがみばんの…ファン待望の…」
「そんなん思てんの君みたいなんだけや!普通はなんやこれ?で終わりや!それ以前に本屋にならばんで!」
そして大体の初版の印刷数とその人の考える買いそうなファンの人口とトラックスの数を考えると、
「ひとり二つはもらえんで!」ということになりました。
僕は「ほんまかなぁ…」と思いながらも応募すると当たりました。当時ネットでは当選報告が続出。」ショップの人も2つ送られてきたそうです。
「君何個もろた?」
「一つです…。」
「あんだけ言うたのに、アホやなぁ!応募者全員サービスやで!」と言われました。
そしてヤフオクではブラックトラックス祭りとなったのです。その前に当選のシールの張っていないトラックスも大量流出しネットで話題になったずっと後に、フィギュア王誌上でヤフオクの流出に関する記事が小さく取り扱われました。
実際にどれくらいの人が当選したのでしょうか?
この当時ブラックファイヤーコンボイ、人間大砲verキッカー(こんな名前じゃないけどコセイドンのことね)と送れば当たるプレゼントが続出しました。いかにTFが人気の無いブランドであったかが良くわかります。(今でも十分そうだと思っています。)
後の善神プライマスも全プレか?!と思われたのですが違っていました。
残念。(でも結構数は多かったみたいです。)
そんなわけでミリオン出版って太っ腹やなぁ!と思っていたのですが今の送料馬鹿高い限定商品を考えると、両手離しで喜べないものがあります。
さてTF自体を真剣に研究しても後ろ指を差されるだけで科研費も望めません。
世の中は情報が大切に始まり、TFを買うときも…なんてつなぎ方では「馬鹿なことを!」となります。
しかしTFに纏わる経済現象は時折おかしなことが起こります。
なにがと言えば、それで誰かが得をするとしゃくなので書きません。
また特有といってもジャーナル研究になるかといえば、勿論なりません。
しかしこれこそが「非常に独特のマーケット」に起こる特有の事例なんだと思います。
僕は以前似非文化研究のパロディと皮肉 を書きましたが、まずまずオモロイネタと提供してくれる
格好のカテゴリーでそういった意味でも格好のオモチャであります。
そんなわけでおしまいです。